• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2025年06月25日

    素泊まり&1泊朝食ニーズの正体

    あるクライアント先様の話です。

    「街の他の宿もそうなのですが、最近やたらと素泊まりや1泊朝食のお客様が多く、

    街の飲食店でもお客様増えました、という話が多いのですが流行りなのですか?」という

    話が出ました。

     

    確かに街に飲食店が「ある」地域ではそういったニーズもありますが、要はお客様の旅行に

    かける費用が抑えられてしまっている現状も大きいと推察されます。つまり旅行費用を抑える

    ために1泊2食プランを諦め、素泊まりや1泊朝食付きプランで費用を抑え、コンビニ・・・

    という旅行形態で「旅行」されているということ。

     

    そうでなくとも、地域のよってはかつての1泊2食料金が1泊朝食付き位まで「上がってきている」

    現状があるので、単純に1泊2食の宿泊料金を出せないお客様も存在することは確かです。

    そんなお客様向けに「素泊まり&1泊朝食」でも旅できますよ、という風潮もあり合致している

    ことも否めないしょう。

     

    ただ、超繁忙時期に「街」にある宿の多くが夕食なしのプランでお客様を泊めた場合、地域の

    飲食店でまなかいきれるのか?という問題も出てきます。いずれにしても旧態依然とした販売方法

    を続けていると、その先に「お客様」がいないことも想定され厳しい夏となっていくことでしょう。