• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2019年12月26日

    「友達の予約」怖い

    全国的に「友達」からの予約が増加傾向にあります。

     

    ※「友達の予約」=某国の方々が「私の友達」と称して旅館などに予約を入れる行為です。

     

    先日も「友達」が予約したという一行が旅館に来てひと悶着あった、という話を伺いました。

    4人組の〇〇人の方々でしたが、予約内容は2人分のみ。

    当然、旅館としては残り2名分の宿泊料金を請求しますが、4人組の方々は「支払った」の一点ばり。

    仲介している「友達」にも連絡がとれず、苦労された・・・とのことでした。

     

    推測するに、この「友達」は4人組から4名分の宿泊料金を請求しつつ、宿への予約は

    2名分しかしなかったのでしょう。作為的な行為なのか純粋な間違いなのかはわかりますが、

    旅行業免許を持っていない商売をしているので、トラブル時にタチの悪さが倍増します。

     

    この他にも「友達」が代行予約し、その宿泊料金以上の料金を旅行者に提供し

    宿についてからもめる、などトラブル事例は全国で聞きます。

     

    私が見た実例で、先日ある地方の飲食店の前に白ナンバーのワゴンが停まっており、

    ガラの悪い人がにらみをきかせていました。

    ???と思って店内に入ると〇〇語で話す一団が食事をされていました。

    「友達」が無許可で「移動」という事業を行っている、ということでしょうが

    現状、それらを取り締まる法がないので野放し状態。。。

     

    観光業界において「友達」という言葉は鬼門です。

    かの国の方々により日本語の「意味」が変わってくることが残念でなりません。

    「友達の予約」、対処する法整備を望んでおります。