• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2019年12月20日

    観光パンフレットは「誰」に配っているのか?

    先日、越後湯沢の駅の待合所で新幹線を待っていた時のことです。

    その待合所には観光案内コーナーも併設され、多くのパンフレットが並んでいました。

    横目で見ていましたが、朝から外国人観光客の皆さんが色々と質問されている様子がみてとれました。

    しかし、観光パンフレットを手に取って見ている人は皆無・・・。

     

    「日本語」のパンフレットなので当たり前のことです。

    ただ、日本人がこの観光案内所に来てその観光パンフレットをとって「よし、次は〇×に行こう」

    と思うでしょうか?

     

    全国各地で、エリアのセグメントなしにばらまかれている観光パンフレット。

    作成すると「仕事した気」にはなるでしょうが、その「成果」がどうなっているのかという

    成果測定の話は聞いたことがありません。

     

    旅館でも紙のパンフレットを無くしていく時代。いまだに旅行会社から「パンフレット送ってください」と

    いう依頼もありますが、そんな話には「自社の公式HPにPDFではりつけているので、そちらで印刷してください」

    といった方が効率的ですし、むしろ求められているお客様には店頭でWEBの画面を見せた方が話は早いでしょう。

     

    ツールを「作る」ことより「伝える」ことに重きをおかなければ無意味だな~と思いながら

    新幹線を待っていました。