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    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2017年03月07日

    観光文化研究所がセミナー、旅館の繁盛法を指南

    先日のセミナーを観光経済新聞さんに記事にしていただきました。

    観光文化研究所がセミナー、旅館の繁盛法を指南

    <上記リンク先より転載>=====================================
    旅館コンサルティング会社の観光文化研究所は(兵庫県神戸市、大坪敬史社長)は2月20日、旅館経営者を対象にした「『観光へき地・外国人観光客ゼロ』&『劣化設備』&『人材不足』でも…旅館を繁盛させる法セミナー」を東京都内で開いた。関東圏の旅館経営者を中心に35人が参加した。

     第1講座では、南平台温泉ホテル(栃木県)の瀬尾和彦支配人が登壇。「そんな当館でも売上目標3期連続達成。経営陣でない私が取り組んだ売上獲得策と従業員教育策」と題して講演した。2006年に26歳で同旅館に入社し、11年1月に民事再生、同3月に東日本大震災を経験。12年に支配人就任し、悪戦苦闘しながら売り上げを伸ばしてきた日々を赤裸々に語った。

     瀬尾支配人は、売上目標を3期連続で達成した秘訣について(1)売上報告書で日々、過去2カ年の曜日、対目標値との比較を行っていること(2)客室別稼働率表を活用し、低稼働の部屋を割引プランにひもづけて販売していること(3)プラン別稼働率表で、集客力のある媒体を常に検証していること―などを挙げ、データの活用による数値管理の重要性を強調した。

     また、13年11月にホームページ・スマホサイトをリニューアルし、サイト訪問者数が4倍に伸び、現在ではスマホからの予約比率が約30%に達したと話した。

     第2講座「立地・設備・人材難…変えられないデメリットを抱える中『おもてなし』の徹底で顧客満足度向上&集客増を実現させる法大公開」は、同研究所の井川今日子氏が担当した。

     旅館のおもてなし、接客研修を得意とする井川氏は、「生産性の向上には、教育による人的資本の質の向上が欠かせない。旅館ごとに接客の完成形を決め、マニュアル化することで、無駄な動きが減り、接客が効率化する」と強調。その上で「マニュアル化でスタッフの個性が生かせなくなるとの危惧は不要。個性はいやがおうでも出てくる。顧客が望まない無駄な案内を一方的に話すのではなく、質の高いコミュニケーションを重視すべきだ」と述べた。さらに「接客では第一印象をよくすることが大事。勉強と訓練で磨いたコミュニケーション力、対応力が宿の価値を上げる」と語った。

     第3講座「外部環境&内部環境に左右されず旅館を繁盛させる法大公開」は、同研究所の大坪社長が講演。ウェブ販促支援を得意とする大坪氏は「この10年間で、国内大手OTA2強の販売力が劇的に向上。個人宿泊予約に限定すれば、リアルエージェントは総崩れで、1社を除いて存在感が無くなった」と断言。中小OTAへの客室在庫登録については「時間を使っても数字はあがらないので、労働生産性の低下を招くだけ」と切り捨て、「必要なのは、自社ウェブサイトへの継続投資。とくにスマホサイトの構築は必須」と述べた。

     インバウンド客誘致については「インバウンドに取り組まなければ悪という風潮に惑わされる必要はない。市場環境、地域性は宿によってさまざまだ」とした。一方で「共有在庫システムを導入した宿であれば、海外大手OTAへの参画はした方がよい。その場合、カード決済でノーショウ対策をしておくことが大事だ」とも述べた。

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