• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
    月別の投稿
    2008年12月
    « 11月   1月 »
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031  
    2006年12月から「毎日」更新中!
    ブログ内検索
    2008年12月20日

    年末年始の旅行会社におもう

    この時期になると宿泊施設における年末年始の「在庫調整」の第一段階の時期なのでしょう。

    例年より、早く旅行会社からのキャンセル処理が来るのか、ついおととい辺りから
    「直前キャンセルでました○×」等々のメールマガジンが多く来ています。
    都心のラグジュアリークラスのホテルからも、ダンピングプランメールが来るので驚いています。。。

    いつも理不尽だと思うのが、「売り切れないなら架空販売するなよ!○×旅行会社っ」ということです。旅行会社の収益=旅行販売総額に対しての手数料商売ですから、「売れるときに、最大限売る」ことが利益の最大化となります。
    とすれば、年末年始は需要があるでしょうから、「架空予約」をしてでも、客室在庫を自分たちの手におきたがります。旅行会社に多くのお客様が「介在していた」時代はよかったでしょうが、いまやWEB販売の時代。そう、旅行会社の思い通りに物事ははこばいない・・・というのが近年の結果です。

    つまりは、「売れもしないのに客室在庫を持っている」状態で、宿側に対してキャンセル料がかかる直前で取り消しをしてくるという行為が発生します。

    これまでの商慣習だと言ってしまえばそれまでですが、こういう“消耗戦”が旅行業に明るい未来をもたらすとは到底思えません・・・。

    ブログランキング参加しております。更新の励みになります。

    にほんブログ村 旅行ブログへ人気blogランキングへ人気ブログランキング【ブログの殿堂】