• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2025年06月04日

    神戸空港国際線化が実現して1ヶ月

    【神戸空港国際化】1か月で5万人利用、搭乗率82% 市長「順調にスタート」 国際定期便に向け意欲

     

    というニュースが流れています。

    国際線ターミナルも新規に造り、順調に動いているようなのでチャーター便にとどまらず、今後は

    定期便就航を目指しているのでしょう。

     

    ただ、神戸空港「国内線」をよく使い、地元ポートアイランドに住んでいる身としては「ポートライナー車内」

    の混雑ぶりやカオス感は一段階上がった感があります。

    今後は増やすだけではなく、就航地に「着いた」時の「動き」についても強化していかないと観光客にも

    地元民にもマイナスの影響が出てきます。

    バスなどを神戸空港から三宮市内に運行するのにも人不足でしょうから、ポートライナーの運行本数を

    増やしたり、早朝や深夜、飛行機が到着する前後など機動的にコントロールできる仕組みが欲しいものです。

    2025年06月03日

    変ってしまった大阪駅

    大阪で打合せでした。

     

    打合せの前後、ルクアなどを見て回っていましたが、大阪駅周辺も変わったものです。

    平日の午前中とはいえ、人のいなさに「本当にこれで経営できているのか?」と不安にも

    なりました。確かに乗降客数は多いですが、それ以上に店舗があり、かつそれぞれ店が離れて

    いるのでよっぽど特徴がないと繁盛するのは難しそうです。

     

    ルクアで唯一行列を見たのが「bills」でこの店は機会があれば入ってみたいと思いました。

    前職時代、終電に間に合うために走って大阪駅めがけてきたことがありますが、今は迷路化

    しているのと働き方改革でそんなことはできないだろうと郷愁を感じつつの滞在でした。

    2025年06月02日

    米大国、新潟県

    新潟に出張でした。

     

    往路、新潟空港に到着前の機上から越後平野に広がる田んぼを見ることが出来ました。

    これだけ米作っているのに米不足・・・とはなんとも釈然としない感じです。

     

    江戸時代、新潟には当時の日本の人口4000万人の約5%にあたる約180万人が居住し、

    東京府(当時)や大阪府、愛知県よりも多かったとのことですが、これだけ米作る土壌

    があるとそりゃ人口も賄えたよね、と実感します。

    以前、村上地区をレンタカーで走っていた際の一面の田んぼにも驚きましたが、肥沃な

    土地であり、先人たちの努力がみてとれる風景です。

     

    お隣の山形「県」が人口100万人を切るという時代、「日本の食料事情を支える新潟!」と

    もっとPRしてもよいと思いました。

     

    2025年06月01日

    久々に外資系OTAを使ってみて

    海外出張予定のホテルを予約しました。

     

    せっかくなので、公式サイトから予約しようと思って会員登録を済ませたまでは

    よかったのですが、次の画面に遷移せずフリーズ・・・。

    ラチがあかないので結局外資系OTAで予約を完了させました。

     

    単価コントロールにより、外資系OTAの手数料を吸収するので問題ないのかもしれ

    ませんが、独立系のホテルだったので、自社HPのメンテを行う余裕がなかった影響

    かもしれません。

    いずれにせよ、久々に外資系OTAでの予約だったので勉強になりました。

    やはり実体験に勝るものなし、と再確認させられた次第です。

     

    2025年05月31日

    デジタル技術対応

    昨日、タクシーで精算する際「Pay Payでお願いします」と端末にQRコードをかざしても

    いっこうに端末が反応しません。どうもPay Payの画面がアップデートされたらしく、その

    アップデートにタクシーの端末が対応していない(アップデートしていない?)状況らしく

    運転手さんと悪戦苦闘していましたが、まったく反応のない状態でした。

     

    ・スマホの画像を明るくしたり、暗くしたり

    ・端末に近づけたり、遠ざけたり

    ・タクシー内を明るくしたり、暗くしたり

    と若い運転手さんだったので、様々なことを試してもダメ・・・。

     

    結局他の精算方法で料金を支払いましたが、このタクシー運転手さんが悪いのではありません。

    ただ、そんなことがわからない(理解できない)人も乗るでしょうから、大変な商売だな~と。

    こういったトラブル、現金離れが加速するともっと起こってくることでしょう。

    2025年05月30日

    大切にしたお客様

    引き続き群馬に出張でした。

     

    朝食会場から出た場所に窓から雨に濡れた新緑が見えるのですが、「まぁ綺麗」という歓声が

    多くのお客様から上がっていました。こういう感性をお持ちのお客様は口コミなど書かない

    のだろうな~と。こういう宿の何気ないことを楽しめるお客様は本当に豊かな人生を送れて

    いると実感します。

    昨晩もALL日本人のお客様でしたが、こういった感性を持つお客様と継続的なお付き合いを

    していただきたいものです。

     

    そのお客様がちょうどチェックアウトされる時にロビーにいましたが、大女将さんに「本当に

    緑が綺麗で静かでした」とおっしゃっていました。

    こういったお客様がまた来ていただけるような宿づくりが必要ですね。

    2025年05月29日

    グリーンシーズンのお客様

    群馬に出張中です。

     

    訪問先の旅館様は平日なのに満室近く、当日にも予約が入ってきておられました。

    この地域はハイシーズンではないのですが、色々仕込んでいただいた策がHITした

    成果かと思われます。

     

    GWの喧噪も終わり、観光地も落ち着いており暑すぎもせず、新緑も楽しめるベスト

    シーズンです。こういった時期に旅されるお客様は「旅慣れたお客様」であることは

    間違いありませんが、そういったお客様に選ばれる宿になることも大切ですね。

    2025年05月28日

    帰国子女にはご用心

    あるクライアント先様伺った話です。

     

    クライアント先様にご宿泊なさっているインバウンド客(日本語話せず)のお客様が、前泊地で

    忘れ物をされ、そこからクライアント先様に荷物を送る手配をしても日数的に間に合わず、インバウンド客

    のお客様が次に泊まる宿に荷物を送ってほしいので助けてくれないか?とのご要望があったそうです。

     

    早速、クライアント先様から前泊宿泊宿に電話し、内容を確認してもらうと忘れ物があったらしく、

    電話の目の前にいる不安そうなインバウンド客のお客様に「良かったですね。前のホテルで見つかったそうです!」

    とおっしゃったそうです。すると、電話口の向こうのオペレーターが「私と話をしている時に他の人と話をしない

    でください!」と強い口調で言われたそうで絶句されたと・・・。

     

    まず、

    ・インバウンド客のお客様が宿泊客として宿泊していた「お客様」ということ

    ・そして、そのトラブルを次の宿泊地の業界関係者が連絡してきたということ

    ・電話口には、状況確認の為、その「お客様」がいたということ

    ・そもそも、同じ業界で働く「仲間」に対する口調ではない・・・

    と信じられないような電話対応で絶句されたそうです。

     

    ただ、観光業界ではこういった「日本語を話せるけれども・・・」という帰国子女人材がかなり

    おられ、旅行業界などでも問題になっているという話もあるそうで・・・。

     

    「日本語を話せる」ということと「通じ合える」とは全く別問題ということと、同じ業界なのですから

    「お互い様」といった心を持って仕事に当たりたいものですね。

    2025年05月27日

    「令和6年度観光の状況」及び「令和7年度観光施策」(観光白書)について

    「令和6年度観光の状況」及び「令和7年度観光施策」(観光白書)について

    が発表されました。

    全体では「インバウンドが増加し続けている日本観光業界」の現状と、さりとて

    国内マーケットも無視できないという論調です。

     

    資料の中で

    図表Ⅰ-49 年代別にみた国内宿泊旅行回数の構成比の推移

    という図表が掲載されていましたが、日本国民全人口の半分以上が「国内旅行の宿泊が0回」

    ということに驚きを感じました。私のように年100泊はしているような特殊な人もいることを

    考えると、実数値はもっと低いものと推察されます。

     

    こういった事実に対する観光庁の対策として相変わらずワーケーションの推進などと、訳の

    分からない妄言が書かれていましたが、本質は「旅行に行けるだけの手取りを増やす」という

    ことではないでしょうか?

     

    単純に企業努力で給与を上げたとしても鬼のような社会保険に上納することになっており、若い世代から

    しれみれば、「老後の安心の為に今我慢してね」という概念を超えた徴収額になっています。

     

    小手先の妄言ではなく、日本国として「自分で稼いだお金を自分で使えるように」するだけで景気は

    回復しますし、幸福度も上がります。社会保障改革(というかこれ以上トルな)をしなければ、この

    「国内宿泊旅行回数」が減っていくばかりでしょう。

     

    〇宿泊旅行実施の主なハードルは、20~60代では休暇がとれないことや家計制約、70代以上では健康上の理由等。

     

    とも記載がありましたが、若い時に我慢して老後に強制スライドさせられたお金が旅行に使えず、いざ年休支給の段階で

    健康上の理由で旅行できないという人生を国が強いている現状は変えていかなければなりません。

    2025年05月26日

    インバウンド客閑散時期が「ない」飛騨高山より

    飛騨高山に出張でした。

     

    月曜の朝イチなので、新神戸から名古屋までの新幹線は大混雑。自由席車両が2両に減ったのも

    混雑の要因でしょう。ただ、名古屋から高山までの「ひだ」は空席が目立っており、飛騨高山にも

    インバウンド閑散時期もあるのだな~と思って現地に到着すると日本人探すのが大変なくらいインバウンド客

    がいらっしゃいました。

     

    訪問先の旅館様では、新施設の話が進んでおり「インバウンド客」をベースに料金構築を行う、と。

    建築業界も働き方改革で、工期が読めない節がありますが、今から販売開始が楽しみな案件でした、

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