• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2007年03月26日

    手をかけて育てる

    今日は東京で旅館業の皆様向けにインターネット強化のセミナーを開催させていただきました。

    今回、ゲスト講師として信州上諏訪温泉 ホテル鷺乃湯の伊藤部長にご講演いただきネット増倍にいたるお話を頂戴いたしました。

    受講された皆様からも
    「うちも同じ悩みがあるので、大変ためになった」
    「商品のつくりかたなど、感じ入るものがあった」等、大変ご好評をいただきました。

    伊藤部長、お忙しい中ありがとうございます!

    さて、そのセミナーの中で部長がおっしゃった一言が大変印象深かったので紹介させていただきます。

    「インターネット販売は手を掛けてあげないとすぐに売上が下がります」との一言です。

    言い換えれば草花を育てるのと同じことで「愛情」を注がないと花開きません。ネットというとどうも、無機質な印象になってしまいますが決してそうではなく、施設の愛情を注いで育てていくものなのです。

    今日、セミナーにご参加の皆様が愛情を注いで、インターネット販売を強化されることを心よりお祈り申し上げます。

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    2007年03月25日

    兆~きざし~

    「兆し」というサイトがあります。

    ※詳細はコチラより。

    ネット上で頻繁に検索されている言葉、ブログで多様されている言葉がわかりやすく掲載されています。

    「瞬間」のキーワードを拾うことができるので大坪もたまに拝見し、話題になっているテーマを見ています。

    ブログなどの新しいメディア媒体が広がれば、「兆し」のサービスのような新しい動きがでてきます。

    ドックイヤー、日進月歩ならぬ秒進日歩とはよくいったもので、ネット上の動きには目をみはるものがあります。
    が、本質は「人々が興味を持つ話題をいかにコーディネートするかということ」。新しいサービスを使いこなす能力が必要となってきます。

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    2007年03月24日

    地域の家庭料理 IN 旅館

    今週うかがっておりました伊豆のつりばし荘さんで新商品を開発されておられました。

    ★びじんの源★お肌ピチピチ♪ 心あったか☆ふるさと料理プラン

    豆乳鍋

    ⇒伊豆の漁師鍋という郷土料理をアレンジされたものです。
     伊豆近海のキンメ+山菜+野菜を豆乳+酒かすベースの出汁で煮込んでおられ、ヘルシーかつ滋味溢れる味でした。

    旅行に行って、絢爛豪華な食事をしたい!というニーズもありますが、旅なれた方になると「刺身、肉よりもその地域の昔ながらの家庭料理が食べたい」というニーズもあります。

    地域の特色有る素材を用いての商品開発は、一般の会席料理よりも広いマーケットからお客様を集客できる要素を持っています。

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    2007年03月23日

    水上館【2月別注ランキング】

    群馬県の水上館さんブログで面白い内容が掲載されておられますので紹介します。

    名づけて水上館【2月別注ランキング】
     ※詳細はコチラから。

    水上館さんの自社HPからオプション料理等を買える様に設定されておられるのですが、2月度の売上ランキングを公開されておられます。
    数の多さと共に、お客様がどのように喜んでおられるか等の記載もあり、宿泊を検討されておられるお客様に対しためになる情報公開です。

    季節ごとの人気商品をNETに反映できることもインターネット販売の強みですし、お客様に支持いただける点で素晴らしい試みだと思います。

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    2007年03月22日

    うれしいお知らせ

    城崎温泉小やど天望苑さんで「すっぴんデトックス」無料モニター企画を展開されておられます。

    詳細はコチラより。

    女性をターゲットにした商品で第一回目のお客様には大変満足していただいたとのこと。

    客層別商品を造成した上でのモニター企画という流れは、旅館が今後個人客のお客様を取り込んで、口コミ化していく中で有効と考えられております。

    一方的な提案ではなく、お客様の声を聞く姿勢+行動は必ず更なるお客様を連れてきます。こういった取組を実際に行動に移せるところに、旅館側の姿勢が表れると実感いたしました。

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    2007年03月21日

    春分の日

    新幹線で関西まで帰ってきました。
    車内でやたらと「花」を持って乗る人が多いなと思っていると、今日は「春分の日(お彼岸)」。

    先祖のお墓参り。良い習慣だと思います。
    そういえば顧問先の施設さまでも、一族郎党が集まっての法要があるとおっしゃっておられました。

    日本古来の行事にまつわる需要の掘り起こし、提案も今後は必要かもしれません。人と人との繋がりが薄くなった昨今こそ、地縁親戚の繋がりがより意味を成してくるのではないでしょうか?

    新幹線の車内でそんなことを思っていました。

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    2007年03月20日

    歴史を語る商品

    伊豆天城の御宿さか屋さんに伺っていました。

    創業四百余年の老舗旅館さんで岡本太郎さんや黒澤明さんに愛され、古くは徳川家康の奥方、お万の方がご懐妊した伝説を持つお宿さんです。

    そのさか屋さんがこの度、こんなプランを作られました。
    ※ 詳細はコチラより

    プランの意味としては≪以下、プラン詳細よりの抜粋です≫
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    御宿さか屋は創業400余年の老舗旅館です。

    が、昔の写真はそれほど多くは残っていません。
    そこで、2000年以前の写真を持参していただき当館でスキャナでデータをご提供いただけるお客様に1名様1,000円OFFで「天城越え十八品プラン」をお泊りいただけます。

    古ければ古いほど大歓迎!皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ということです。

    大坪にもいろんな写真を見せてくれましたが、

    さか屋~川面

    こんな写真や
    sakaya11

    こんな写真も持っておられました。
    自館の「歴史を語る」意味で非常におもしろいプランだと思います。たとえ、さか屋さんの昔の写真を持っていないお客様であっても間接的に「歴史」をPRすることが出来、ブランドイメージに繋がります。

    爆発的に売れる「集客商品」ではありませんが、マーケットを開拓する「創客商品」という意味で参考になる事例です。

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    2007年03月19日

    客層別売店商品

    昨日は下呂~高山(IN高山)で先ほど自宅に戻りました。
    寒の戻りですっかり雪景色の高山。やはり冬の高山に雪がないと肩透かしをくらう気分です。

    さて、今日うかがっておりました本陣平野屋さんで以下のような売店商品が人気のようです。↓

    ガラスお雛さま箸置

    私が売店の販売スタッフの方と話している間も、実際に通りがかりのお客様(若い女性客)がしきりに魅入っておられました。

    旅館の売店といえば「○○に行ってきました」という箱物ですが、こちらについては個人のお客様にはあまり売れません。最近の時流でいくと「地域性」+「季節性」+「都会でありそうでないオシャレなもの」と定義できるでしょうか?
    まさしく、上記のガラスお雛様箸置などはもってつけの商品です。

    こういった商材をうまく売ってらっしゃる売店の販売は伸びていますが、旧態依然とした売店売上は下がる一方です。
    ちなみに平野屋さんでは女将さんが歩き回って商材を探されているとのこと。その成果あって、3月の売店売上も絶好調だったらしいです。
    素晴らしいですね!

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    2007年03月18日

    メールマガジンでブログ紹介

    下呂~高山で、高山宿泊です。

    寒の戻りといいますか、雪です。

    標題の件、コチラのページより登録できます。
    ブログ更新情報を毎週1回配信予定ですので、ご興味あられます方はご登録ください。

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    2007年03月17日

    東山花灯路2007④

    東山花灯路2007の最終話です。観光地そのものでなく、観光地に関わる人、、、という観点で書いてみます。

    清水寺~京都駅までタクシーに乗りました。
    以下、タクシーの運転手さんとのお話です。

    大坪
    「いや~。すごい人でしたね。さすが京都ですね」

    運転手さん
    「いやいやお客さん、初日は雨にも関わらずもっと凄い人でしたよ。ありがたいことです。花灯路には、生け花の先生、京都の学生さん、地域の人達が盛り上げての一大イベントです」

    大坪
    「京都の方々の結束力はさすが1,000年都市ですね。」

    運転手さん
    「そうなんです。ただ、1,000年続いている都市ですので最近までお公家さん商売と言われていました。長らく日本の中心地だったため地方からのぼってくるお客様に対して商売をしていました。そこに、”地方からくる人が献上物を持って訪れる”という発想が長くあり驕りがあったのです。要はお客様は集まってくるものだと」

    大坪
    「なるほど~。でも、京都は一時期寺社仏閣の拝観拒否問題で揺れましたよね?」

    運転手さん
    「その通りです。その際に京都への観光客入れ込みが極端に落ち込み、商売をしている方々から悲鳴があがりました。その危機を転換点として“もっとお客様に来てもらえる京都”をめざしたのです。ただの観光イベントを行うだけでなく、そこに介在する“ひと”も迎える姿勢を見せようと。例えば、せっかく観光地に感動したお客様でもタクシーに乗って嫌な思いをするとその土地に対して良い印象は抱かないでしょう?」

    このような会話をタクシー運転手さんとした記憶はあまりなく、改めて京都のレベルの高さを実感しました。
    うわべだけの観光地化だけでなく、そこに関わる“ひと”のホスピタリティを強化するという発想が京都のみならず観光地には必要です。

    人が旅をして感動する要素は多くありますが、それは決して「世界遺産」に登録されるような構造物だけでありません。“ひと”との触れ合いが根源的に存在するのです。

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