• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2012年03月03日

    商品は100%買い手の自由、売り手の不自由

    先日伺っていた宿泊施設様で、7つ程度の新宿泊プランを立ち上げていただきました。

    その宿泊施設様では、プラン売りが初めて(今までは部屋売りのみ)でしたので、新プランが売れるごとに、担当者の方から「やりました!」と嬉しいメール報告が届きます。

    本日もそんなご報告をいただき、モチベーション高く仕事をされていることを嬉しく思いました。
    やはり、自分たちで頭を捻らせて創ったプランが「売れる」ということは、嬉しいことですし、気持ちのよいことです。
    ただ、今のところ“かなり気合を入れて考え創作したプラン”よりも、“まぁ、とりあえず検索対策で創っておきましょう”と創ったプランの方が売れているという事実があります。

    この点も非常に重要な要素が隠れています。
    つまり、『商品は100%買い手の自由、売り手の不自由』ということ。
    いくら、“自分たちが良い”と思って創ったプランでも、お客様が欲しなければ売れない(評価されてない)という明快な事実を受け止め、改善を施していかなければなりません。

    そのことに気づくことも、マーケティング活動をしていく上で非常に重要な経験になります。
    まずは、頭に考えていることを具現化し、“市場”に置き、検証していくことこそが、その宿泊施設の血となり肉となるのです。
    実は“そういうことを企業としてスタッフの皆さんに体験させ、成長させる仕組み”が継続的な売上増にも繋がるのですが、“そう”出来ていないケースにもたくさん遭遇するので、残念でなりません。

    せっかく、ネット販売という販売手法が世の中にでて、最終のエンドユーザー(お客様)と宿が直接つながる機会ができる時代が今です。そこを安易に考えて、目先の売上のみを追うカタチに未来を見出すことはできないという事実をもっと多くの宿が気付くべきだと思います。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

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