• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2007年10月09日

    代理店販売の限界

    群馬に出張でした。

    当該施設の営業ご担当者より興味深いお話を聞かせていただきましたので紹介させていただきます。

    ご担当者さま
    「先日、旅行会社(エージェント)と競合しまして・・・」

    大坪
    「どういうことですか?」

    ご担当者さま
    「ある企業さまが、エージェント経由で当館を予約されようとしたのですが、あまりにもエージェント担当者の話が不明確で、信用ならないということで、当館に直接ご連絡いただいたことから話が始まりまして、、、。当館は旅館ですのでバスの手配等はできないのですが、その企業様がどうしても他の旅行社を紹介してくれという話になって紹介しました。
    で・・・、
     ある大手旅行社の     バス手配料金 28万円
     こちらが紹介した旅行社の バス手配料金 20万円
    同じ条件で、なぜここまで値段が違うのか?と憤慨され、結局直接、当館にお申し込みいただいた」という流れです。

    この企業様は、来年この同じ施設での宴会を催されることはないでしょうが、来年は初めから旅館に直接申し込みをされることでしょう。
    世間一般の旅館へのイメージというのは、「非常に頼りない」ということらしいのですが、実際にはこちらの施設さまのように旅行会社以上の対応をされ、信頼を得ておられる施設さまもあります。

    お客様の言われたことを反映できないような代理店販売を旅行会社が続ける限り、このような動きは全国的なものとなっていくでしょう。全ての旅行会社さまがこのような対応をしている訳では、決してありませんが、これまで以上に「お客様への対応」が必要となると同義のように。。。

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