• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2020年01月19日

    悪意ある架空予約対策~宿の防御力を高める~

    正月の高級客室、無断キャンセル…同じ名前で5施設予約・連絡つかず

    というニュースが流れています。

    報道によると

    栃木県内五つの宿泊施設で今月、同じ名義人の宿泊予約がいずれも無断キャンセルされ、

    少なくとも計100万円以上の被害が出たことが17日、県旅館ホテル生活衛生同業組合

    青年部への取材でわかった。

    約はいずれも高級な部屋で、時期も正月だったことから損失は大きく、施設側は既に警察に相談、

    予約者を相手取った民事訴訟も検討している。

     同青年部によると、無断キャンセルされた施設は、那須塩原市の塩原温泉郷で2軒、

    日光市の鬼怒川で2軒、那須町の那須高原で1軒。8月以降、いずれも電話で同じ名前で予約

    があった。予約日は4軒が1月2日、1軒は同3日。いずれも10人の宿泊予約があり、露天風呂付

    きなど施設の中でも高額な部屋を予約していたという。

     

    とのことで明らかな「悪意」を感じます。

    予約した宿が高級であろうがそうでなかろうが、当該宿の被害は大きいでしょうから

    関係機関には犯人の逮捕と厳罰を望みます。

     

    海外のホテルなどではクレジットカードでの事前決済が主流ですが、日本ではそういった商習慣は

    少なく「お客様の善意」を前提にした商売を続けてきました。しかしながら、インバウンド客が増え、

    かつ人心も乱れている時代に突入していますので、一部の「悪意ある人間」の排除も求められます。

    宿の防御力を業界全体で高めていかなければならない問題です。