• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2008年08月18日

    世の中は知らないことばかり

    東京へ出張でした。
    羽田空港ラウンジで執筆中です。(夏休みも終わりに近づき、ラウンジの混み具合も解消気味で嬉しい限りです)

    さて、9月後半にご支援先旅館様と台湾営業に行くのですが、今日もその関係各所にヒアリングをさせていただいておりました。
    立場が変わると意見が違うといいますが、ヒアリングの度に新しい情報が入り非常に面白いです。
    「世の中は知らないことばかり」とは正にその通りで、各人の主観を入れると世界の多様性は一個人に図ることなどできないでしょう。その主観を組み合わせて、旅館側の主観と台湾エージェントの主観をぶつけあい、始めて「事実」が生み出されるのでしょう。

    多様性の時代の中で「生き残ってく」のは『行動』あるのみ。
    新しいビジネスが生まれそうでドキドキの一日でした。

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    2008年08月17日

    海外旅行客特権

    日本人が海外に行くとき同様に、日本へのインバウンド客にも様々な特典がある。
    その一つがRALL PASSであろう。
     ※ 一例 JR北海道の「RALL PASS」関連情報はコチラから。

    移動手段である「足」の低減化により、それ以外のところでお金を落としてもらおうという政策的な流れであろうが、この存在を知っている人は予想以上に少ない。
    ・・・私の会社でも「そういったもの」があることを知っている人がどれだけいるか???
    という存在認知でしかないと思う。

    国策として「インバウンド強化」を謳うのであれば、この「海外旅行客特権」をわかりやすくまとめたようなポータルも必要ではないか?と思う。
    「日本に来てください」と声高々に叫ぶことも必要であろうが、「こんなお得なプラン、ありますよ。日本に」とした方がFIT客により刺さるものであろう。

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    2008年08月16日

    楽天トラベルの発表数字によると・・・

    楽天トラベルの2008年6月中間決算が発表されている。

    発表された数字の概略
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    売上高     :72億5100万円
    予約流通総額 :1248億円
    営業利益   :27億4900万円
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    以下は大坪の推論。※数字的に正当性を保証するものではありません。

    楽天トラベル 登録宿泊施設数:国内 22,400(2008年8月現在)

    予約流通総額 :1248億円 ÷ 半期(6ヶ月) ÷ 登録宿泊施設数:国内 22,400 =90万円強
     ※ 海外予約、ダイナミックパッケージ分を考慮すると90万円強という数字はさらに下がります。

    つまり、平均1施設の1ヶ月の売上は90万円。

    →さらに勝手な推測で2:8の法則(上位20%の施設数が全体売上の80%を占める)に置き換えて推論すると

    (1248億円×80%)÷6ヶ月÷(22,400×20%)=370万円強。
     ※ 海外予約、ダイナミックパッケージ分を考慮すると370万円強という数字はさらに下がります。
    旅館では1ヶ月370万円というと平均値と考えれば凄い数字ですが、ビジネスホテル・シティホテルで考えるとそれ程の数字でないのかな?とも。
    少なくとも「楽天トラベルで売れている」=平均300万円OVERの数字は必要⇒目標数字。

    上記のように発表数字から見えてくることも多くあります。
    まぁ、出てこないでしょうが、宿泊施設の属性ごとの数字が発表されればより深いレベルでも目標数字が計算できます。

    ちなみに、営業利益を6ヶ月で割り、さらに施設数で割ると1施設様当りの楽天トラベルに対する貢献値となります・・・。それをどう思われるかは読者の皆様にお任せいたします。

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    2008年08月15日

    バスファン?

    鉄ちゃん、フネオ(船マニア)、ひこやん(飛行機マニア)←関西での呼称。は知っていましたがバスマニアがいるとは知りませんでした。
    本日の日経MJで特集をしており「ふ~ん」と。

    ウィキでも「バスファン」と記述がありました。

    鉄、船、飛のマニア本は書店でも見たことがありますが「バス」はあまり記憶にありません。
    潜在需要があるのであれば、そういった「観光掘り起こし需要」がありそうです。

     例:日本一、多くのバスを見ることのできるサービスエリア
       日本一、1日の走行台数の多い○×道 など。
    市場は細分化してばいくほど、消費者の方が知識を持つものであると改めて感じている次第です。

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    2008年08月14日

    カエルスープ状態

    主要旅行業12社の月別営業実績6月分(08年8月9日)を見て唐突に「カエルスープ状態」と思った。

    カエルスープを飲んだことは無いが「作り方」は???
     →いきなり熱湯に入れるとカエルが暴れてうまく調理できない。なので、常温から徐々に温度を上げていき茹で上げる・・・。

    つまり、急激な落ち込みでないが徐々に確実に「調理された状態」に向かっていく。。。
    急激な変化だと対象物(この場合カエル=旅行会社)の危機感は強く対策も早いが、今は・・・。

    まさに旅行会社はその状態が6月までであろう。7月以降はこれ以上の刺激があるかもしれない。噂によるとサーズの時よりもひどい結果・・・という話も。

    これをマイナスの話題ととるか、「危機にこそ新しいビジネスモデルが構築される」と考え動いていくかにより業界の趨勢は決まっていくであろう。私は衰退業種ほどマーケットが「有る」と考えるほうである。

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    2008年08月13日

    景色・風景を楽しむ

    日ごろ列車、バス、飛行機に乗る機会が多いのですがふと「景色・風景を楽しむ」人が少なくなってきているように思えます。その「移動」を楽しむということも。

    子供のみならず大人も「ポータブルゲーム」などに興じている様相を見ると特にその思いが強くなります。毎日長距離移動をしている多い私でもふと、車窓から見える風景に感動することもあるくらいですのでまだまだ日本の景色・風景も捨てたものではないかと。
    ただし、そのような楽しみ方を啓蒙しないと「移動の為の移動」としてしか交通手段が使われなくなりますし、観光的側面からも損失であることでしょう。

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    2008年08月12日

    景気が悪いと言っても「全て」が悪いわけではない!

    引き続き、仙台でした。

    東北地方の旅館さんですが、なんと7月実績が昨対120%!不況、地震の影響は???という感じの嬉しい結果でした。8月も昨年を超える勢いです。

    景気が悪いと言っても「全て」が悪いわけではない!確かに「悪い」ケースもありますが、その中でも業績を伸ばしている旅館さまがあられることに、またその旅館さまが特異なケースではなく、私のご支援先旅館さまに多いことが、喜ばしい限りでなりません。

    今日も、社長以下モチベーション高いスタッフの皆様と喧々諤々の会議内容。やはり儲かっている施設さまほど「前向き」です。前向きだからこそ、業績がよいともいえます。

    非常に気分の良い一日でした。

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    2008年08月11日

    終電近くの東北新幹線

    神戸→羽田→本厚木→東京→仙台の旅路でした。

    東京駅20:36発の仙台行きの新幹線に乗車したのですが、「家族連れ」の多さに驚きました。
    不景気だといいつつ、お盆もあってのことでしょう。

    人生儀礼、民俗性に基づく行動様式は景気の波を超えるところにあります。
    問題はその波が大きいか小さいかということと「どこで波が起こるか」ということ。

    その「波」を捉える戦略を持つ必要があると、感じていました。

    TO:A社長
    ・・・仙台到着は23:00でしたので牛タンは×でした・・・。

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    2008年08月10日

    全国市町村別温泉入湯客ベスト100から考察する

    観光経済新聞社さまのHPに「全国市町村別温泉入湯客ベスト100」が掲載されている。

    北海道を除き、上位を関東近辺の温泉地が占めていることからしても「集客数」の土台の大きさに改めて感じ入るものがある。
    が、ベスト100の温泉地を見ていても「インターネット上での取組があまり見受けられない温泉地」も多くあることに驚いた。恐らく地元客を中心に集客しているものと思われるが、逆にネットにチカラを入れていない分、新しいマーケットが開けているともいえる。

    WEBにチカラを入れていないから「集客の見込み」がまだあると同時に、「WEBにチカラを注いでいる旅館も“まだマーケットは有る”」ということ。時流から考えるとネットを強化しない手はないが、それ以外の「集客方法」も多様化していくことと考えられる。

    ともすれば、昨日書いたブログのように「新しいことに向かっていけるか?」どうかが、今後の旅館経営を指針づけるものとなることは間違いない。

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    2008年08月09日

    ネットのチカラ~夏の予約状況に考察する

    原油高、それによる物価高による暗いニュースがメディアを賑わせている。

    が、実際はどうなのか?というと私のご支援先旅館さまの7月~8月の実績(予約状況含む)をみると決して悪いわけではない。確かに全宿泊売上に対する旅行会社からの集客割合は昨年よりも減少しているが、それを上回る勢いでインターネットからの受注が好調である。
    しかも、旅館をあげて組織的にネット販売に取り組んでおられる施設様ほど業績が良い。(規模の大小関わらず)。

    「インターネットはただ、有るだけでなく“どう活用するか”が成長の決め手!」と最近話をしていますが、まさにその通りになってきている。
    成功のポイントは
     1)経営陣がネットの有用性を理解し、その意思が施設全体に伝わっているか?
     2)新しいことに挑戦し続けられるか?
     3)実行すると決めたことをやりつづけられるか?
    の3点に集約されるように、コンサルティングをしていて思う。

    SEOやスポンサー広告対策も確かに重要であるがそれは戦術・戦闘レベルの話で、これだけ競合が激しくなってきたネット市場においてはもう一つ上の「戦略」をどうするかが重要なポイントであろう。

    全体の傾向は全体の傾向として、「その中でどう動くか?」ということの多様性がネット販売にチカラを注力することで見えてくる。

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