• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2008年03月14日

    為替の影響

    円高である(対ドル)。

    一般的に円高になると、ここぞとばかりに海外旅行に出かける・・・。旅行業界ではそのように言われるが今回のケースではどうなのか?と疑問に思う節がある。昨日もある旅館業経営者と話をしていたのですが、その方も海外ラグジュアリークラスのホテルを見てまわるのが好きで、多くの国に行かれるそうなのですが、「燃油サーチャージ」のことについて「あれは二重価格ではないのか?」とおっしゃられていた。
    一人で旅行をするにはまだいいが、家族4人等が海外に行くとなると、軽く国内旅行をできる金額を旅行代金とは「別」に納めなければならない。。。

    さらに、以前も書いたが、旅行会社が現行の旅行ニーズを掴めきれていないように私は思う。確かにダイナミックパッケージを利用した方が安く海外に行けるが、「お客様も進化している」ことに注視する必要が有る。1回目の旅行は「その国に行くこと」が目的かもしれないが、旅なれた日本人は「その国のどこに泊まり、何をするのか?」という点を求めてくる。となると、ありきたりの旅で満足できず、結果NET等を利用して自分で旅行をコントロールする。一度、NETで予約をした人は次回もNETで予約する。その方が気楽に、安く、自由に旅をコントロールできるので・・・。

    何が言いたいのかというと、以前ほど単純に世界経済の影響での消費行動がなされないような思いがある。冒頭にも書いたとおり、確かに対ドルに対しての円高であるが、対ユーロ、対オーストラリアドルなどは対ドルと完全に連動しているとは思えない。

    単純に円高だから「国内旅行は×」と思うのではなく、如何なる時流であろうとも「お客様の方を向いていれば」対応は可能である。世界的な動きに注意することは必要であるが、それが全ての影響のように捉えてしまうことはビジネスチャンスロスが発生するだけ・・・と私も肝に銘じている。

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