• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2014年07月13日

    “時間泥棒”現れる

    とある旅館様で伺った話です。

    最近、上場を予定している某ネットエージェントの担当者から電話で
    「○×の料金よりも、うちに出してもらっている料金が低いので、うちも低くしてください」と言ってきたとか。

    ○×は料金を低く出す分、補てんをしたり、その分の広告を無料で出してもらったりという折衝のもと、その料金にしておられます。担当者の方が頭にきて「○×は・・・というベネフィットを付けてもらっているので、その料金にしてある。おたくは何かしてくれるのか?」と聞くと、「それはできません」と言ってきたとか。

    「そんな馬鹿な話あるか!仮に料金調整をしてくれというのであれば、宿に電話するまえに、おたくらネットエージェントで取り決めでもしろ!」といって電話を切り、地域担当者に「・・・の電話があった。二度と馬鹿な電話をかけさせるな!」と注意をされたそうです。地域担当者の方は、この旅館様のネット担当者の能力や知識を十分に理解されているので、平謝りで「本当に申し訳ありませんでした」とのこと。

    その後、別の日にまた冒頭のイタイ方から「先日はスミマセンでした。ところで、タイムセールというのがありまして・・・」と説明をしだしたそうです。
    こちらの旅館様は、超繁忙時期ではないショルダーの時期に戦略的にタイムセールを活用していただいていますが、繁忙時期前に安売りを仕掛けるおバカさんではありません。そもそも、既にタイムセールという仕組みを使って「売った」実績のある方に向って「タイムセールとは?」から説明しはじめるとは、まともな人間のやることではありません。

    こうなると、単なる時間泥棒ですので「お願いですから、二度と電話してこないでください」と懇願することぐらいしか、対策はありません。。。
    施設様のやる気をそぐような電話をし、貴重な時間を奪い、頭にこさせるくらいなら、ず~~~っと、自分のスマホか何かで、その施設様のフォトギャラリーやプランをクリックし続けPVをあげてもらった方が良いですね・・・という話になりました(苦笑)。

    他者のことを考えず、会社の取り決めか何かはわかりかねますが、土足で上から目線の電話指導は、その企業の信用をさらに落とすことになるので、ヤメた方が良いと思うのですが・・・。

    一番の問題は、“電話をする人”よりも、“電話を受け、実際に現場で成果を上げておられる人”の方が圧倒的にノウハウを持って、戦略的に行動していることです。

    “教え”を強要し、時間泥棒になる前に、自らの立ち位置を見つめなおしてもらいたいものです。

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