• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2008年05月20日

    旅行会社のHPが目指すべきものとは?

    観光経済新聞社さんに「旅行大手2社がHP刷新、利便性向上で顧客取り込み」という記事が掲載されている。

    その中の記述に
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    HPで売れている商品は、おおよそ国内宿泊6割、海外ツアー3割、国内ツアー1割という比率。従来のトップページでは各種の情報をまんべんなく並べ、それに伴って文字も多かった。

     今回のリニューアルで、ユーザーが求めている国内宿泊をメーンに据え、日本地図を大きく配置した視覚的なデザインに変更した。さらに、トップページから入って予約完了画面まで従来約5回のクリックが必要だったものを約3回に短縮するなど、ユーザビリティの向上を図った。
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    とあった。

    要は売れている「国内宿泊」の販売額をさらに伸ばそうというもの。
    しかし、本当にそれでよいのか?と疑問に思う節が多い。

    単純な「宿泊のみの予約」であれば、楽天トラベルやじゃらんに今さら勝てないであろう。さらに旅館側が「直接予約」の流れを強化していく中で、先細りになることは目に見えている。
    そもそも「旅行会社」という存在は「旅をプロデュース」することが第一義。単純な「宿泊」のみの販売が売れているからといって、そこを強化するのはどうかと思う。

    それよりも宿単体や楽天トラベル、じゃらんにできないような「足つき(AIR、JR、バスなどと宿泊を組み合わせたもの)旅行:ダイナミックパッケージ」を売ることこそ「差別化」の決め手であるし、旅行ニーズを開拓できるものと。。。

    旅行会社には短絡的に「売上」のみを求めるのではなく、業界全体が活性化するような施策を求めたいものであるし、そうしないとこのNET全盛時代に生き残ることは難しいと個人的に思う。

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