Author:大坪敬史
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メリークリスマス!
本日、朝クライアント先様にメールで
「当方、24日~25日は知床でしてリアルホワイトクリスマスになりそうです♪
ホワイトアウトになっていないか願うばかりですが・・・。」
とお気楽なメールを送っておりましたが
ホワイトアウト並みにひどい目に遭いました。。。
午前中のANA便で神戸空港~新千歳空港~女満別空港のルートで知床に訪問予定でした。
出発前もクライアント先社長様と「道は大丈夫そうですのでレンタカーで行けますよ」との
連絡があり、当方も「今日は新千歳空港も大丈夫みたいです!」と飛行機に乗ったところまでは
良かったのですが、北海道に近づくと何故か飛行機が旋回しはじました。
そして機内アナウンスで「機長です。新千歳空港混雑のため、青森空港上空で旋回するよう指示がありました」と。
その時点で、新千歳空港で女満別空港行の便に乗り継ぎできないことが確定。
中標津空港行が16:00代に新千歳空港を出ることを知っていたので、その時は「空港変更か~」くらい
しか考えていませんでした。
結果、本来新千歳空港12:40到着の便が空港に降りたのは14:30。
そこから、駐機場混雑のため、ゲートに移動できず結局15:30くらいに新千歳空港に降りました。
そこからは怒涛の展開ですが、
1)女満別空港欠航の旨を係員に伝えると、一度搭乗スペースから出て2階の
カウンターに並んでください、とのこと。
2)カウンターに行くと鬼のような列でまったく動く気配なく、ANAのコールセンターに電話。
3)その時点では、中標津空港行の便に変更可能ですが、航空券を有効にするにはカウンターに並ばないと
いけないとのこと。ちなみに、搭乗ゲート中のカウンターでも変更手続きができたので、そこで「騙された!」
と気づく。
4)列に並んでいると、「中標津空港便欠航」の案内が・・・。
5)なのでで、クライアント先様に連絡し「最終の女満別空港行で参ります」と。
6)一度列を離れ、電話&ネットで予約を変更し、並ぼうとした時に「女満別空港便は欠航になりました」と。。。
7)仕方ないので伊丹行の便に電話で変更し、また列に並びました。
8)2時間ほど並んでいましたが、出発間際になってもまだ長蛇の列だったので、、出発20分前にラウンジ入口へダッシュ!
9)責任者らしき人に事情を説明すると、カードを持って別の窓口へ。
10)別の窓口は入口「立ち入り禁止」とデカデカと書かれており、その前でアホの子のようにまたされる。
※係員専用窓口の為、私を係員と勘違いした何人かの方々から質問を受け、私がわかる範囲のことをお伝えする。
その後、もう一人私と同じような状況の方が係員といらっしゃり、「お互い大変ですね~」と世間話。
心の中では激怒してるでしょうが、こういう対処がとれる日本人ってやっぱり凄いな、と思いました。
11)出発時刻直前に、やっと搭乗券を受け取る。
12)伊丹への出発便も遅れに遅れ、伊丹空港着陸時間に間に合わないと関西空港へ行く条件付き飛行に。
13)21:00ぎりぎり前に伊丹空港に着く。
14)伊丹空港から三宮のバスの中で、このブログ書いてます。
てな感じでした。
天候のことは仕方ありませんが、今日のことは明らかに新千歳空港の飛行機発着ハンドリングに問題がありました。
帰路の機内でも貴重が「悪天候に伴う新千歳空港ハンドリングの問題で・・・」と言っちゃってましたし・・・。
結果的に新千歳空港を発着するおよそ7~8割近くの便が欠航したのに、朝の時点で「全て大丈夫」と案内しちゃって
いたことが一番の問題です。
問題のある空港にバンバン飛行機離発着させようとすると、こうなることは誰の目からみても明らかです。
当初から、3割程度の欠航を見越しての運航であればここまでのことにはならなかったでしょう。
欠航の損失(ANAの利益のマイナス)を考えすぎ、結果的に乗客に過大な負荷をかけ、さらなる損失をANAは被ることでしょう。
もう一つの問題は、システム的なことです。
電話で「予約変更」等の処理ができても、窓口のカウンターでないと発券処理ができないというのは意味不明です。
6,000人も並ばないと飛行機に乗れない、という仕組みを構築したことがそもそもの間違いです。
窓口近くで「天候のせいもあるけど、昨年から何回同じことをやってるんだお前らは!」とおじさんががブチ切れて
いましたが、まさに改善がないのは並んでいた皆が共有する感想でした。
また、普通運賃で決済し座席を指定すると窓口に並ばなくともゲートを通過できますが、既存運賃との相殺はできず
お客の払い損になる仕組みもまるでヤクザの商売です。
色々ありましたが、まる1日、サンタクロースのように日本上空を飛んでいた今回の経験からすると
・新千歳空港が大混乱を起こした翌日は、いくら「大丈夫」と言っても新千歳空港を極力使わない
(今回の事案ですと、新千歳を経由せず、羽田経由で女満別空港に到着する便は一部欠航があったものの
無事に到着した機体もあるようでした)
・延着して新千歳空港に着いた場合も係員の口車に乗らず、ゲートの「内」で対応を決め、対処する
ということです。
こんな対応をし続けると、全世界から「北海道」というブランドで来ている人たちがそっぽを向かないことが心配です。
起こったことは仕方ありませんが、同じ過ちを犯さないようANAはじめ新千歳空港の上層部の人たちには猛省を促したいです。
現場で対応していたスタッフは皆さんフラフラになりながら頑張っていました。
トラブルの対処が結局、現場任せのやっつけにならないことを切に願います。
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