• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2014年02月14日

    エースJTB 赤いパンフレットのお約束 に思う・・・

    伺っていた旅館様でJTBのCMの話題になりました。

    CMはコチラから。

    何を言いたいのか全くわからないので、JTBのサイトを検索してみると・・・

    エースJTB 赤いパンフレットのお約束(2014年4月からの商品)

    苦笑したのが「夕食はパンフレット掲載の料理をご提供します」という一文。

    ホテルチェーンは「いつでも、どこでも、誰にでも」同じ料理を出す必要があり、お客様をそれを求めていらっしゃるのかもしれませんが、旅館はそれに対して「今だけ、ここだけ、あなただけ」の要素が必要です。

    それを、パンフレットという「時の止まった媒体」に必ず料理メニューを掲載し、その通りの料理を出すということに「わぁ、この旅館に行ってみたい」と思われるお客様がいらっしゃるのかどうか甚だ疑問です。

    こんなことで宿を縛ってしまうと、ますます宿は「動いている媒体」=ネットに注力していくことでしょう。

    さらに、

    「夕食は温かいものは温かく冷たいものは冷たくご提供します」

    という一文に至っては「今更こんなこと言う必要ある???」と本当に驚きました。
    この一文をウリにするということはこのパンフ以外で宿を予約すると「温かいものを冷たく、冷たいものをさまして出している」とでもいうのでしょうか?

    訪問先の旅館様では「JTBに言われなくとも、ウチは夕食は温かいものは温かく冷たいものは冷たくご提供してますし、料理のウリは温かいや冷たいではない!」とあきれ果てられていました。

    そもそも、宿が呈示した料金に企画料などと「ゲタ」をはかせてお客様に売っていることは、食品偽装に通じる行為だと私は思うのですが・・・。

    このCM、さらにはこの「お約束」に対して「おかしいんじゃない?」という声は社内外から発せられなかったのでしょうか?

    しかしながら、こんな不可解なCMを全国放送できることだけは素直“すごいな~”と感じました。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

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