• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2020年08月11日

    GO TO トラベルを実施しても埋まらない「お盆」

    上記のように、例年満室となる「お盆」期間も今年はコロナ禍で部屋(宿)

    が空きまくっている状況です。

    この状況だと、普段から人気の宿が埋まり、そうでない宿が苦戦・・・と

    いう状態になり、全国的にも同じ動きでしょう。

     

    GO TO トラベルが実施されてこの状態ですから・・・。

     

    宿が埋まる=人が旅行に行く、ということですから、そこに至るまでの

    交通機関、観光施設、売店など様々な関連業種に「プラス」に波及します。

    もちろん宿に食材や物品を納めている地元地域業者にも影響が甚大です。

     

    今年は「そうではない状態」ですから、観光に関るどこの業種も厳しい夏と

    なっていることでしょう。

    「観光」だけでこの状況ですから日本経済、こんな状態だと持ちません。

    なんとか自粛ムードを払しょくしていかないと、暗い未来しかありません。

     

     

    2020年08月10日

    「遠くに行かない」より「三密」対策では?

    お盆がはじまり、コロナ禍なので遠くに行かずに近場に・・・など

    という報道が成されています。

     

    近くでもクラスターが発生している夜の街やカラオケ店に行くよりも、

    遠くにマイカーやレンタカーで旅行に行き、宿で温泉を楽しむといった方が

    リスクは低いと思うのですが、そう思わない人達も多いようです。

     

    そもそも、遠く近くという「距離」の話ではなく。過ごす場所が「三密に

    ならないかどうか?」の方が重要度が高いと思うのですが、この暑さで

    冷静に情報を判断する力がなくなった人たちが多いのでしょうか?

    2020年08月09日

    暑中見舞い「宛名知らず」割合増加・・・

    弊社では基本的に名刺交換させていただいたすべての方に季節の

    お便りを差し上げております。

    ですので、10年以上前に1度だけお会いした、という方にもハガキが届きます。

    当然、企業活動ですので退職されたり、転職されたりということで毎回季節の

    お便りを送る度に「宛名知らず」ということで一定数のハガキが戻ってきます。

     

    今回の暑中見舞いは「いつも」以上にそういった割合が多く、経済が大ダメージ

    を受けていることがわかります。

    そんな中でもご丁寧なご返信をいただいたり、お電話いただいたりとお忙しい中

    ありがとうございます!というご対応をいただく方々も多く深謝しております。

     

    経済をまわす、ということは特定の誰かが金儲けすることではなく、皆の生活を

    守ること・・・という当たり前の話が忘れ、社会をまっとうに生きてこなかった人たち

    が騒ぎ立てる本コロナ騒動。

    暑中見舞いの「宛名知らず」数からも経済がうまく廻っていなことがわかり、残念で

    なりません。

    2020年08月08日

    GO TO トラベルが始まっても「需要減退」で欠航多発・・・

    JALから出張予定便の「欠航」の案内が届きました。

    例のごとく、「需要減退の為の欠航」ということで、お客が少ないから

    経費削減の為、飛行機飛ばしません。ということです。

     

    GO TO 事業が始まっても、「足」がこんなことを多発しているようでは

    旅行喚起などほど遠い状況です。

     

    遠くに(飛行機で)行く人が抑制されるから、コウなるのか。

    コウなるから遠くに旅行に行く人が少なくなるのか?

    は立場によって主張が違うでしょうが、しょせん卵が先か鶏が先かの水かけ論

    になります。

    当該行政区域がいくら「全国からお客様来てください」と言っても、肝心の「足」

    がこの調子だと成果が出る話にはなりません。

    2020年08月07日

    日経新聞の記者は「取材」して記事を書いているのか?

    8/7付 日本経済新聞朝刊に 大機小機GoToより直接支援を

    という記事が掲載されていました。

     

    記事を見ると、GOTOトラベルを批判した上で、

    =======================================================

    しかし、この政策の本当の問題は時期や限定条件ではない。

    そもそも、莫大な費用がかかるのに効果が薄い、非常に非効率な政策なのだ。

    =======================================================

    と言い切っておられました。

     

    まず「効果の薄い」という記述が、どういったエビデンスに基づいてのことなのかを

    明確に記載いただきたい。弊社クライアント先様でも全てではなありませんが、この

    GO TO 事業によって多大な予約が入ってきて、自粛後の起爆剤になっているケースが

    全国に発生しています。

     

    この記事を見ると、GOTO事業など行ってもお客様が旅行に行かない、という風に記載

    がありますが、大きな誤解です。

    事実に基づかず、感覚で記事を書いているのではないでしょうか?

    そもそも、本当に事業者(旅館やホテル)を取材しての記事なのか疑問に思えます。

     

    この方の記事の末尾に、旅行誘導より事業者の所得補償を、という内容もありましたが

    あまりに見識が浅く倒れそうになりました。

    旅館は旅館だけがよくて存在しているのではありません。旅館単体に一時的に所得補償を

    税金で行ったところで、そのに働く人、その旅館に物品・サービスを納めている事業者、

    周辺関連業種の皆さんが倒れてしまえば、再開はありえません。

     

    それらを踏まえて人々が「旅行」で「宿」に売上が発生したら、地域産業の一定の回復に

    なるのです。なので、「旅行をさせる」ための誘因としてのGOTO事業です。

     

    この記者はGO TO事業は宿が税金で助かるだけのもの、とでも捉えているのでしょうか?

     

    このコラムが書かれている「大機小機」とは、日経新聞によると
    「大きなチャンス、小さなチャンス、あるいは「機」を節目と捉えて大きな転換点、

    小さな転換点というような意味で使っています。

    とのこと。

    最低限の取材をした上で、そのお題に沿った前向きなコラムにしていただきたいと切に

    願います。

    2020年08月06日

    金融機関の「来店予約」は実態の空きを表していない

    所用で某金融機関の窓口に行ってきました。

     

    法人の窓口であっても「来店予約」した方がよいとの記載があったので

    ネットで検索して途中まで進んでいくと、ナント予約はお盆後の週しか空いていません。

    話にならないので、予約せずに来店したらガラガラでした・・・。

     

    一体なにがしたいのか謎です。

    来店せずにオンラインや電話で処理を、ということでしょうが、そうであっても

    オンラインや電話で出来ることが限られているので、出向かないといけない事案も

    多いのが現実です。

     

    コロナを隠れ蓑にした体の良いコスト削減策の一環かと思われますが、ますます銀行

    離れが進んでいくだろうな~と思いながら窓口で処理をしていました。

    2020年08月05日

    小規模+露天風呂付客室が現況下で最強!

    熱海に出張でした。

     

    訪問先の施設様は、熱海&箱根に施設をかまえ、それぞれ全客室に
    露天風呂がついておられます。

     

    GO TO トラベル開始前から、好調な状況ですが、GO TO開始後、予約爆増で
    両館ともに8月度過去最高売上を見込んでいる、という嬉しいご報告をいただきました。
    東京都民の皆様除外で、この好調具合ですので、今後東京都民の皆様がGO TO使える
    ようになった時は、さらなる効果が見込まれますね、と話をしておりました。

     

    もちろん、コロナ対策はしっかりとされておられます。

     

    小規模施設で、露天風呂付客室を持つというのは現況化において最強、
    ということが改めて実感できました。

    2020年08月04日

    コロナ禍の夏休み模様

    伊豆に出張でした。

     

    8月、夏休みが始まっているのにも関わず、道中の公共交通機関で

    子連れ旅行客はほとんど見られません。

    さらに出張客も少なく、昨日に続き閑散とした新幹線でした。

     

    ただ、伊豆に到着するとマイカーでご旅行されている様子の家族連れを

    多くみかけました。

    この夏は公共交通機関を使わずのマイカーやレンタカー旅行が主流になる

    ことでしょう。訪問先の旅館様では露天風呂付客室から予約で埋まる、という

    話を伺いました。

    感触的に、ある程度ご自分たちでコロナ対策ルールを守りつつ、楽しんでおられる、

    という感があります。そういった冷静なお客様が1人でも増えれば良いと願っております。

    2020年08月03日

    GO TO トラベルが「マイナス」に働くエリア

    上諏訪に出張でした。

     

    朝、神戸を出る時は早朝にも関わらず酷暑でしたが、上諏訪に到着し

    電車を降りた途端、涼しい風が吹いていました。

    上諏訪は避暑地としても夏、人気なので暑くなればなるほとお客様の入りが

    多くなります。

     

    訪問先の旅館様で「一連のGO TO トラベルのごたごたで東京のお客様の

    キャンセルが多発し、踏んだり蹴ったり・・・」という話を伺いました。

    GO TO の話が夏なければ、冷静な判断で旅行にいらっしゃるお客様の

    多かったでしょうが、東京除外となり、さも東京のお客様が旅行してはいけない

    空気になってしまいました。

     

    ・・・なので、いくら国の補助があっても旅行しにくい、というこの現状。

    完全にGO TOの先走りで悪影響が出た、と言い切れる地域になってしまった

    ことが残念でもあります。

    2020年08月02日

    GO TO トラベルの「影響」は正確に

    「Go To トラベル」京都は期待薄 夏休み初の週末も、観光地は客足まばら

     

    というニュースが流れていました。

    そもそも論ですが、夏の京都は春や秋、冬に対して旅行需要が高くありません。

    京都は言わずと知れた「盆地」ですので、夏は猛暑・酷暑です。

    ですので、多くの日本人は夏を外しての旅行(祭りなどの期間は除く)をされます。

     

    ただ、インバウンドのお客様はそういったことがわかりませんので、真夏の京都にも

    旅行しにいらしていました。

     

    ですので、GO TOが不発というより、元々真夏の京都に旅行しに来ようと思う

    「日本人」が少ないだけの話です。

    こういったニュースを流すのであれば、GO TO トラベルが開始されてもやはり夏より

    秋の予約がよく動く、的なプラス発想での記事を書いていただきたいものです。

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