• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
    月別の投稿
    2025年5月
    « 4月    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
    2006年12月から「毎日」更新中!
    ブログ内検索
    2019年12月24日

    (恐らく)2019年温泉入浴納め

    群馬に出張でした。

     

    訪問先の旅館様で朝風呂に入っていましたが、(恐らく)2019年の温泉納めです。

    お陰様で年間相当数の温泉に入浴しているので、泉質の違いなどには敏感になっています。

    今日も「〇×の浴槽は源泉掛け流しですか?」と伺うと「その通りです」とのご回答をいただきました。

     

    湯量や温泉地の状況により「温泉」の活用法は異なりますが、良い「温泉」に入浴いただこうと

    思って様々な工夫をされている旅館様にであると頭が下がります。

     

    来年もそういった旅館様と出会えることを楽しみにしております。

    2019年12月23日

    降るべき時に「雪」が降らないと・・・

    群馬に出張中です。

    この時期の群馬にしては珍しく雨。

    スキー場が苦労されているようで、今日もJRの放送で「ガーラ湯沢スキー場はスノーボードエリアはOPEN

    しておりません」と流れていました。

     

    大雪はもちろん困りますが、降るべき時期に雪が降らないと各方面への影響が「大」です。

    地球が温暖化しているのであれば、スキー営業や雪見露天風呂のシーズンなどを見直さなければ

    なりません。

     

    雪で白くなった谷川岳を見ながらそんなことを思っていました。

    2019年12月22日

    東京五輪中は東京泊の出張は組めない

    YAHOOのTOPに

    1泊45万円の民泊も 五輪期間の宿泊料金、すでに高騰」というニュースが流れていました。

    本当か?と思い調べてみると120万円のアパートメント、なるものまで売られていました。

     

    オリンピック期間は「祭り」ですから、それぞれの事業者で好きに値付けすれば良い

    のでしょうか、もはやカオスの状態です。

    通常7,000円くらいのビジネスホテルも5万円超と、東京オリンピック期間中は東京に

    宿泊するような出張日程は組めません。

    さらに、この期間は公共交通機関も大混雑でしょうからなるべく東京に近寄りたく

    ないとも思ってしまいます。

     

    私は神戸在住でこの「祭り」に「近づかない」という選択ができますが、東京在住の

    住民の皆さんの中には今から嫌気がさしている方々も多いのではないでしょうか?

     

    弊社のクライアント先様には「東京五輪を避けて地方旅館に泊まろう」という

    コンセプトの宿泊プランを造成いただこうと考えております。

    この期間中、「静か」、「安全」、「混雑していない」、「わずらわしくない」と

    いうテーマを求めるお客様に届けていきたいですね。

    2019年12月21日

    スマホ対応はやっぱり必須

    先日、観光文化研究所のHPをリニューアルしてから約1週間たったので

    Googleアナリティクスをチェックしてみました。

     

    HPリニューアル前は8:2ぐらいの割合でPCで見られている率が高かった

    のですが、(スマホ対応していなかったので当たり前ですが)、リニューアル後は

    4:6程度の割合でスマホからの流入が多かったです。

     

    弊社のようなBtoBの会社でもこのような状況ですから、BtoCの業種ですと

    益々スマホ対応は必須になります。

    が、未だスマホ対応しきれていない旅館HPも多く、下手な広告やOTAの企画に

    参画する前にレスポンシブ対応にしたらよいのに・・・と思うこともしばしば。

     

    いくら良いもの(情報)でも時代に対応していなければ「見られない」ということが

    弊社の事例でもよくわかります。

    2019年12月20日

    観光パンフレットは「誰」に配っているのか?

    先日、越後湯沢の駅の待合所で新幹線を待っていた時のことです。

    その待合所には観光案内コーナーも併設され、多くのパンフレットが並んでいました。

    横目で見ていましたが、朝から外国人観光客の皆さんが色々と質問されている様子がみてとれました。

    しかし、観光パンフレットを手に取って見ている人は皆無・・・。

     

    「日本語」のパンフレットなので当たり前のことです。

    ただ、日本人がこの観光案内所に来てその観光パンフレットをとって「よし、次は〇×に行こう」

    と思うでしょうか?

     

    全国各地で、エリアのセグメントなしにばらまかれている観光パンフレット。

    作成すると「仕事した気」にはなるでしょうが、その「成果」がどうなっているのかという

    成果測定の話は聞いたことがありません。

     

    旅館でも紙のパンフレットを無くしていく時代。いまだに旅行会社から「パンフレット送ってください」と

    いう依頼もありますが、そんな話には「自社の公式HPにPDFではりつけているので、そちらで印刷してください」

    といった方が効率的ですし、むしろ求められているお客様には店頭でWEBの画面を見せた方が話は早いでしょう。

     

    ツールを「作る」ことより「伝える」ことに重きをおかなければ無意味だな~と思いながら

    新幹線を待っていました。

    2019年12月19日

    暖冬の影響とスキー場経営

    群馬に出張でした。

    昨晩も雨でしたが、今日も雨。
    この時期、「雪」でないのが珍しいのですが、その影響で営業出来て
    いないスキー場もあるようです。

     

    スキー場も苦労されているようで、訪問先の旅館様で「スキー場からの営業」
    という話を伺いました。
    何でも今までそんなことをしなかったスキー場が今冬、地域の宿に泊ると
    (泊った証明をスキー場に持っていくと)リフト券が割引になるという
    サービスをはじめられるそうです。

     

    こういったサービス、他のスキー場ではよく聞きますが、今まで強気のスキー場
    も展開してきたことに危機感が表れています。

    早速宿泊プラン化し、販売いただきましたが、スキー人口減少の中、暖冬&雪不足
    で日本中のスキー場がどうなっていくのか、注視していきたく考えております。

    2019年12月18日

    インバウンドツアーは利用航空会社をチェック!

    新潟に出張でした。

    訪問先の旅館様で「来年1月以降の台湾インバウンドツアーがLCC破綻により無くなった・・・」

    という話を伺いました。

    何でも台湾の旅行会社がLCCを使ってツアーを組んだそうですが、そのLCCが破綻したことに

    より「日本に来る」ことがコスト的にできなくなり催行中止・・・ということらしいです。

     

    LCC,雨後の筍のように出てきていますが、当然勝ち負けがはっきり出やすいですし、

    一度道を転がるとレガシーキャリアのような政府の保護もありません。

    インバウンドツアーを受ける時は、旅行会社とともに利用航空会社もチェックしないといけない

    時代になったのかもしれません。

    2019年12月17日

    「勝ち組観光地」ゆえの苦悩~飛騨高山の事例より~

    飛騨高山に出張でした。

    飛騨高山といえば、インバウンド客も多く、国内外からお客様が訪れる
    勝ち組観光地です。

    ただ、「勝ち組」がゆえに外部からの進出も激しく、ここ3年で17軒の
    ホテル(ビジネスホテル含む)が進出予定という話を会議で伺いました。
    この17軒のすべての客室が埋まったとして1日約2,000人宿泊することが
    可能だそうです。

    ・・・とすると、現在の飛騨高山の年間宿泊者数が140万人。
    新規ホテルの平均稼働率が6割程度としても2000人×365×6割=40万人強増える
    ことになります。

    訪問先の旅館様では、「旅館」という切り口でお客様に評価いただき1泊2食で
    ご宿泊いただいているので、素泊まりや1泊朝食の比率はほぼ0ですから競合
    しません。
    しかし、「働く人」と考えた時に益々競争が激しくなると危機感をお持ちでした。

    個人的には1日2,000人宿泊客が増加したときの「輸送力」は大丈夫なのか?と
    思ってしまいました。

    「勝ち組観光地」が外部の資本が参入しどのように「成って」いくのか?
    しっかりと注視し、対策を打っていただきたいと考えております。

    2019年12月16日

    旅館業経営者向け “年間98日休館日”+“超・家族経営”で 旅館を繁盛させる法大公開セミナー

    来年2020年の話になりますが、3月11日に

    「旅館業経営者向け

    “年間98日休館日”+“超・家族経営”で 旅館を繁盛させる法大公開セミナー」

    を開催いたします。

    ※セミナー詳細は こちらから。

     

    神戸有馬温泉「元湯 龍泉閣」の當谷社長にご講演いただきます。

    龍泉閣様は弊社クライアント先様の中でも、一言で言い表せないネタを多数お

    持ちですが、今回は「休館日」&「超・家族経営」でガンガン利益を出す経営、

    という切り口でお話いただきます。

    経営の深いトコロまでお話いただく予定ですので、大変残念ですが、神戸市に

    在る旅館様にはご参加いただけません。悪しからずご了承くださいませ。

     

    ■セミナー名

    「旅館業経営者向け

    “年間98日休館日”+“超・家族経営”で 旅館を繁盛させる法大公開セミナー」

     

    ■会場・日時

    東京会場・・・2020年3月11日(水) 13時~17時

    フクラシア八重洲(東京)【E会議室】

    (東京都中央区八重洲2丁目4-1 ユニゾ八重洲ビル3F)

     

    ■講座内容

    ========================================================

    1.年間98日が休館日。客層を家族(特に赤ちゃん連れ)旅行に絞り、三兄弟

    家族夫婦が「仲良く」経営し、激戦区「有馬温泉エリア」で実質年間稼働

    率87.8%、経常利益率20.2%を達成させた旅館の経営法とは?

    【13:00~14:10】

    兵庫県有馬温泉「神戸有馬温泉 元湯龍泉閣 ~赤ちゃんも楽しめるお部屋食

    の宿~」。

    30室の旅館を三兄弟夫婦が「仲良く」経営し激戦区「有馬温泉」の中で、家族

    連れ(特に赤ちゃん連れ)旅行に特化し異彩を放っていた。

    2015年より弊社と契約がスタートし、その年から昨対売上6,000万円超を達成。

    現在に至るまで、従業員寮や露天風呂付客室の新設、館内大浴場や客室の改装

    などのハードの改修。そして、宿泊プランのブラッシュアップや販売体制の強

    化(旅行会社経由の売上は皆無)、館内オペレーションの見直しなどにより

    2019年度は年間98日の休館日を設けつつ、実質年間稼働率87.8%、経常利益率

    20.2%を達成!館内総従業員数47名(うち、一族15名、社員2名、パート・ア

    ルバイト・派遣30名)

    という体制で組織を構築する超・家族経営体質で旅館を繁盛させている龍泉閣

    様に、これまでの取り組みと成果をお話いただきます。

     

    1.年間「家族連れ」宿泊客比率63.7%!家族(赤ちゃん連れ)客層に特化した

    “きっかけ”と成功のポイントは?

    2.直販比率50.2%、国内OTA比率38.6%、海外OTA比率11.2%、旅行会社比率0%

    の儲かる販路を構築した手法とは?

    3.旅館のコンセプトに沿った設備投資の為、「大切にした客層」、と「捨てた

    客層」とは?

    4.超・家族経営でも「働く人」の意見を吸い上げ、旅館に反映するため仕掛け

    とは?

    5.人手不足も関係ない!優秀な派遣スタッフがブーメランのように戻ってくる

    “仕掛け”とは?

    6.地域が活性化すれば旅館も活性化する!有馬温泉旅館協同組合理事長も務め

    る私の「地域活性化法」とは?

     

    講師:元湯龍泉閣 代表取締役 當谷 逸郎 氏

    =========================================================

    2.【非効率】&【時代遅れ】の社内体制を見直しておもてなし旅館になる法

    大公開!

    【14:20~15:30】

    深刻な人材難と離職率の高さが群を抜く旅館業界。就職3年後の定着率が20%

    以下と囁かれる旅館業界において、新入社員の初期研修に戦力である内部社員

    の人手を割いて研修するのは【非効率】&【時代遅れ】と言っても過言ではあ

    りません。

    予期せぬ天災や、異業種を含めた新規施設の参入、社会情勢の変化等、目まぐ

    るしい外部環境の変化に苛まれながらも繁盛している旅館では、いつ辞めるか

    わからない新入社員よりも中堅社員向けの研修を強化し、業務改善及び顧客対

    応のレベルアップに注力しています。

    “いま在籍している“社員を効率良く育てて、ハードに頼らない底力を付けて

    選ばれる旅館になる為に欠かせない5つの取り組み事例をお伝えします。小規

    模から大規模旅館まで必見の内容です!

     

    1.初期研修に必要なのはOJTよりもOLT(オンライントレーニング)!教

    育ムラも失くせるYouTube教育法とは?

    2.人手不足も怖くない!新人教育ができるスタッフが育っていなくても大丈夫!!

    出勤初日のスタッフも即戦力として動ける業務マニュアルの作り方

    3.大事なことは会議よりもLINEで共有!即時対応&改善の速さが従業員のモチ

    ベーション&定着率UPと顧客満足UPに繋がる情報伝達のデジタルシフトとは?

    4.AIが苦手とする【おもてなし】の強化こそが生き残りの鍵!次世代に残る

    旅館に求められる顧客対応のポイントとは?

    5.旅館の成長はお客様との接客回数&時間が最も長い【中堅スタッフ】の教育

    次第!【中堅スタッフ】を徹底的に鍛える研修プログラムとは?

    講師:株式会社観光文化研究所 井川 今日子

    =========================================================

    3.外部環境に振り回されずに“超・家族経営”で旅館を繁盛させる法大公開!

    【15:40~17:00】

    異業種からの参入が目まぐるしい宿泊産業。昔ながらの旅館が立ち行かなくな

    るのを尻目に、潤沢な投資額で設備重視、人を減らして効率を最重視した“企

    業”経営の旅館が次々と誕生しています。

    しかしながら「家族経営」が「企業経営」に劣っているということはありませ

    ん。努力の仕方と方向性が正しければ、「家族経営」は恐るべきチカラを発揮

    します。マネーゲームに踊る宿泊産業の雑音に振り回されずに自立した経営を

    維持していくための秘訣をお伝えします。

     

    1.ハマれば最強!家族経営を超えた「超・家族経営」で旅館を繁盛させる法と

    は?

    2.利益の源泉「直予約」のお客様を最大限に増やすための公式HP&OTA活

    用法とは?

    3.客層を絞った商品企画と内部オペレーション改善により「来ていただきたい

    お客様」に来ていただく法とは?

    4.旅館にも押し寄せる「働き方改革」の波。365日経営と休館日(定休日)を

    設けるメリット&デメリット、判断基準とは?

    5.事例解説:有馬温泉「地域活性化」と旅館の取り組みをクロスさせ地域と旅

    館を繁盛する法とは?

    講師:株式会社観光文化研究所 代表取締役 大坪 敬史

    =========================================================

     

    ■受講料

    おひとり様につき 33,000円(税込)

    ※同一のお申込フォームで同時に1団体より複数ご参加の場合、2人目以降

    27,500円(税込)

    ■お申込み

    こちらより

    セミナー当日、皆様と会場でお会いできることを楽しみにしております。

    2019年12月15日

    「喪中」という言葉は無くなっていくのか?

    この時期、喪中はがきが届きます。

    個人であれば、親類が亡くなれば、喪中はがきはほぼ確実に送るでしょうが、法人の場合、代表者様の

    ご親族が亡くなられても、法人としては「年賀状」を送る、という対応をされる企業様もあります。

    あくまで「法人」は「法人」なので喪中はない、というお考えもあるでしょうからそれぞれの法人により

    判断の分かれることとでしょう。

     

    個人の場合ですと、多くは喪中はがきを送ることになるでしょうが、ここ数年毎年喪中はがきが届く友人

    も少なくありません。高齢化に伴うものか、そういった年代に差し掛かったのかはわかりかねますが、

    「あっ、今年も年賀状送れない」と思うことがしばしばあります。

     

    「年賀状」そのものの存在を忘れ去ろう、という動きもありますので、いずれ「喪中はがき」なども

    なくなっていくのでしょうか。

    デジタル全盛時代だかこそ、因習と言われようが文化としての「年賀状」は残っていってもよいのに・・・

    と個人的に考えております。