• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
    月別の投稿
    2025年5月
    « 4月    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
    2006年12月から「毎日」更新中!
    ブログ内検索
    2007年05月02日

    GW合間の空港模様~土産物屋に思う

    佐賀に日帰り出張でした。今、福岡空港です。
    (佐賀空港は交通の便が非常に悪く、佐賀に伺う際は福岡空港を使います。空港からのバス路線網は全国一ではないでしょうか?)。

    さて、空港はGWの合間ですので家族連れ、カップル、帰省のため大きな荷物を持った人で溢れかえっています。
    こういったお客様を目当てに(想定して)、空港内の土産物屋さんもいつも以上の熱気でした。
    在庫をどんどん持ってきている業者さんも見かけますが、置いたそばから売れていきます。販売スタッフの方々も今日はいつものような呼び込みよりも、レジ&袋詰めの処理に追われていす。

    「土産」という習慣についてよし悪しが昨今議論されていますが、大坪は「土産は誇るべき日本文化」と考えています。但し、土産を贈るという行為は素晴らしくとも、「土産品」自体に議論の土俵を移すとそうもいってられません。
    「土産物」とは本来、その「土地」の「風土」「文化」を背景に存在するものです。ただ、昨今の土産品は「○×へ行ってきました」等の所謂全国各地で商材は同じでパッケージが違うとう「レール物」で溢れています。このレール物を贈られた方としては、贈られた心に対してありがたがりはしますが商材については「なんだこれっ!?」と思ってしまうでしょう。
    パッケージは素晴らしく、地域性は謳ってはいますが「本物」ではありません。また、こういった商材を買ったところで地域の本当に真面目に商品を創っている地場メーカーの方々の貢献にはなりません。

    空港で、こういった商材が陳列され買われていく様子を見ると、「買う」という行為にも責任が発生するのでは・・・?と考えてしまいます。

    ブログランキング参加しております。
    お気に入りの際はクリックしてください。

    にほんブログ村 旅行ブログへ人気blogランキングへ人気ブログランキング【ブログの殿堂】