• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2019年12月29日

    インバウンドツーリストにも「正月帰省」という文化を知ってもらう

    年末年始の交通混雑具合のニュースが流れています。

    先日も三宮駅近辺を歩いていると、途方にくれた感のインバウンドツーリストが

    緑の窓口の前に佇んでいました。

    恐らく、大行列を見てうんざりしているのと、自分が乗ろうとしている便がまだ

    予約がとれるかどうか心配してのことでしょう。

     

    旧正月の時期に中国に行ったことがありませんのが、「正月帰省」という日本人

    の文化を知らずに来日された方々はさぞ驚いていることでしょう。

    正月期間は店舗の休日も増えてくるでしょうから、スノーリゾートなどではない

    単純な観光は正月期間を除いた方がよい・・・ということがもっと伝わると

    お互い快適なのでは?と思いつつ、横を通り過ぎておりました。

    2019年12月28日

    実店舗はネットでできないことを

    神戸阪急、食料品売場に立ち寄りました。

    午前中でしたが、年の瀬のせいか混雑していました。

    電子商取引化率(ネット販売比率)があがったとしても、やはりイベントごと

    では実店舗に軍配があがります。

     

    あまりの人の多さに店舗をじっくり見ることなく店を出ましたがシニア層が

    多かったように思えます。

     

    出来立て、焼き立ての商品を買って持ち帰るということはネット販売では

    難しく実店舗の方が優れています。

    逆に「ネットでも買えるような商品」の売り場は今後も縮んでいくことでしょう。

    そんなことを思いながら売り場を後にしました。

    2019年12月27日

    「仕事納め」の日

    三宮で打ち合わせをしていました。

    日中、三宮の街を歩いているとスーツ姿の人を多くみかけました。

    多くの企業が、今日が「仕事納め」の日なので午前中だけ出勤して午後からは休み、

    という流れなのでしょう。

     

    ちなみに、弊社はバーチャル事務所制で、リアルな事務所を持っていないので

    そういったセレモニーはありません。例え事務所を持ったとしても、「仕事納め」の日に

    意味なく出社!なんてことは言いません。

    コンサルタントという業種ですから年末年始は出張がなくともクライアント先様からの

    電話やメールは対応しております。

    ですので、一般的な「仕事納め」という概念は社会人になってから持ち合わせていません。

     

    昔の製造業などにとっては意味のあるセレモニーでも、私のような業種で働いている人に

    とっては「仕事納め」で意味なく会社に行くという行為は生産性を下げることにもつながります。

    令和になっても非効率なことしているな~と思いつつ、正月準備の街を後にしました。

    2019年12月26日

    「友達の予約」怖い

    全国的に「友達」からの予約が増加傾向にあります。

     

    ※「友達の予約」=某国の方々が「私の友達」と称して旅館などに予約を入れる行為です。

     

    先日も「友達」が予約したという一行が旅館に来てひと悶着あった、という話を伺いました。

    4人組の〇〇人の方々でしたが、予約内容は2人分のみ。

    当然、旅館としては残り2名分の宿泊料金を請求しますが、4人組の方々は「支払った」の一点ばり。

    仲介している「友達」にも連絡がとれず、苦労された・・・とのことでした。

     

    推測するに、この「友達」は4人組から4名分の宿泊料金を請求しつつ、宿への予約は

    2名分しかしなかったのでしょう。作為的な行為なのか純粋な間違いなのかはわかりますが、

    旅行業免許を持っていない商売をしているので、トラブル時にタチの悪さが倍増します。

     

    この他にも「友達」が代行予約し、その宿泊料金以上の料金を旅行者に提供し

    宿についてからもめる、などトラブル事例は全国で聞きます。

     

    私が見た実例で、先日ある地方の飲食店の前に白ナンバーのワゴンが停まっており、

    ガラの悪い人がにらみをきかせていました。

    ???と思って店内に入ると〇〇語で話す一団が食事をされていました。

    「友達」が無許可で「移動」という事業を行っている、ということでしょうが

    現状、それらを取り締まる法がないので野放し状態。。。

     

    観光業界において「友達」という言葉は鬼門です。

    かの国の方々により日本語の「意味」が変わってくることが残念でなりません。

    「友達の予約」、対処する法整備を望んでおります。

    2019年12月25日

    京都~紅葉シーズン終わり~

    京都に出張でした。

     

    紅葉も一段落したせいか、休んでおられるお店が多かったです。

    が、インバウンド客含め相当な数の観光客の皆さんが歩いておられました。

    京都で店舗を営んでおられる皆さんは毎日が超繁忙日でしょうから、人手があっても

    シフトなどの関係で休まざるを得ない状況が伺いしれます。

     

    こういった状況を見るとワークライフバランスばかりに目を向ける施策は

    どうなのか?と思いながら閉店されているお店を通り過ぎていました。

    2019年12月24日

    (恐らく)2019年温泉入浴納め

    群馬に出張でした。

     

    訪問先の旅館様で朝風呂に入っていましたが、(恐らく)2019年の温泉納めです。

    お陰様で年間相当数の温泉に入浴しているので、泉質の違いなどには敏感になっています。

    今日も「〇×の浴槽は源泉掛け流しですか?」と伺うと「その通りです」とのご回答をいただきました。

     

    湯量や温泉地の状況により「温泉」の活用法は異なりますが、良い「温泉」に入浴いただこうと

    思って様々な工夫をされている旅館様にであると頭が下がります。

     

    来年もそういった旅館様と出会えることを楽しみにしております。

    2019年12月23日

    降るべき時に「雪」が降らないと・・・

    群馬に出張中です。

    この時期の群馬にしては珍しく雨。

    スキー場が苦労されているようで、今日もJRの放送で「ガーラ湯沢スキー場はスノーボードエリアはOPEN

    しておりません」と流れていました。

     

    大雪はもちろん困りますが、降るべき時期に雪が降らないと各方面への影響が「大」です。

    地球が温暖化しているのであれば、スキー営業や雪見露天風呂のシーズンなどを見直さなければ

    なりません。

     

    雪で白くなった谷川岳を見ながらそんなことを思っていました。

    2019年12月22日

    東京五輪中は東京泊の出張は組めない

    YAHOOのTOPに

    1泊45万円の民泊も 五輪期間の宿泊料金、すでに高騰」というニュースが流れていました。

    本当か?と思い調べてみると120万円のアパートメント、なるものまで売られていました。

     

    オリンピック期間は「祭り」ですから、それぞれの事業者で好きに値付けすれば良い

    のでしょうか、もはやカオスの状態です。

    通常7,000円くらいのビジネスホテルも5万円超と、東京オリンピック期間中は東京に

    宿泊するような出張日程は組めません。

    さらに、この期間は公共交通機関も大混雑でしょうからなるべく東京に近寄りたく

    ないとも思ってしまいます。

     

    私は神戸在住でこの「祭り」に「近づかない」という選択ができますが、東京在住の

    住民の皆さんの中には今から嫌気がさしている方々も多いのではないでしょうか?

     

    弊社のクライアント先様には「東京五輪を避けて地方旅館に泊まろう」という

    コンセプトの宿泊プランを造成いただこうと考えております。

    この期間中、「静か」、「安全」、「混雑していない」、「わずらわしくない」と

    いうテーマを求めるお客様に届けていきたいですね。

    2019年12月21日

    スマホ対応はやっぱり必須

    先日、観光文化研究所のHPをリニューアルしてから約1週間たったので

    Googleアナリティクスをチェックしてみました。

     

    HPリニューアル前は8:2ぐらいの割合でPCで見られている率が高かった

    のですが、(スマホ対応していなかったので当たり前ですが)、リニューアル後は

    4:6程度の割合でスマホからの流入が多かったです。

     

    弊社のようなBtoBの会社でもこのような状況ですから、BtoCの業種ですと

    益々スマホ対応は必須になります。

    が、未だスマホ対応しきれていない旅館HPも多く、下手な広告やOTAの企画に

    参画する前にレスポンシブ対応にしたらよいのに・・・と思うこともしばしば。

     

    いくら良いもの(情報)でも時代に対応していなければ「見られない」ということが

    弊社の事例でもよくわかります。

    2019年12月20日

    観光パンフレットは「誰」に配っているのか?

    先日、越後湯沢の駅の待合所で新幹線を待っていた時のことです。

    その待合所には観光案内コーナーも併設され、多くのパンフレットが並んでいました。

    横目で見ていましたが、朝から外国人観光客の皆さんが色々と質問されている様子がみてとれました。

    しかし、観光パンフレットを手に取って見ている人は皆無・・・。

     

    「日本語」のパンフレットなので当たり前のことです。

    ただ、日本人がこの観光案内所に来てその観光パンフレットをとって「よし、次は〇×に行こう」

    と思うでしょうか?

     

    全国各地で、エリアのセグメントなしにばらまかれている観光パンフレット。

    作成すると「仕事した気」にはなるでしょうが、その「成果」がどうなっているのかという

    成果測定の話は聞いたことがありません。

     

    旅館でも紙のパンフレットを無くしていく時代。いまだに旅行会社から「パンフレット送ってください」と

    いう依頼もありますが、そんな話には「自社の公式HPにPDFではりつけているので、そちらで印刷してください」

    といった方が効率的ですし、むしろ求められているお客様には店頭でWEBの画面を見せた方が話は早いでしょう。

     

    ツールを「作る」ことより「伝える」ことに重きをおかなければ無意味だな~と思いながら

    新幹線を待っていました。