Author:大坪敬史
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今朝の日経新聞に
「ANA・JAL、苦肉の協業 空港8割で共通改札機 国内線赤字、コスト減狙う グラハン資格、一部で統一」
という記事がありました。
要約すると
ANAとJALは国内線の採算確保のため、手荷物検査や搭乗ゲートのシステムを共通化するなど協力関係を深めている。円安による燃料費高騰や、オンライン会議の普及によるビジネス客減少、LCCとの価格競争激化が背景にあり、主要6社の国内線事業は2024年度に実質的な営業赤字に転落した。ANAやJALは国際線の利益で補填しているが、国内専業の中堅航空会社はさらに厳しい状況に置かれている。フジドリームエアラインズ(FDA)やAIRDO、ソラシドエアなども、JALとの連携強化や地上業務、運航管理システムの共通化などでコスト削減を図り、生き残りを模索している。
確かに、コロナ禍以降飛行機に乗っていても私のようなビジネス客は減りました。
変わりに観光客やインバウンド客を多くみかけるようになりましたが、特に国内観光客は
タイムセールなどの安い運賃で乗っているのでしょう。
そのタイムセールなどで航空券を大量に安く売るので株主優待券の価値が下がり、難儀しています。
ビジネス運賃も設定のある路線もありますが、異様に高く株主優待券を使っての移動をしている路線も
あります。
イールドマネジメントの完全なる失敗が起こっていますが、ここから立て直すには至難です。
利益重視になり益々融通の利かない運賃形態になる見込みですが、そうなった時の需要減退
は目も当てられません。JRのように鉄道網を縮小させて不動産業を重視するような戦略もとれない
中、空の移動が結果的に不便になっていかないことを願っております。