• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2007年06月29日

    澳門香港旅路考察Ⅱ~香港観光客

    2007年7月1日、香港返還十周年とのことでした。

    盛大な式典、溢れかえる人、、、というイメージでしたが以外にも平静を保っていました。唯一、影響を受けたとすれば帰路のビクトリア空港へのバス運転手と、道路整備中との警官が言い争いをしたぐらいでしょうか。。。

    空港までの車中で、現地添乗員の方がおっしゃっていました。
    「香港が返還されて年々、景気が悪くなってきている。失業率もあがったしね。。。英国の政治・統治はうまかったね~。」この言葉は香港人の性質を非常にうまく現していると思います。彼らのナショナリズムは中国本土にあるのではなく、あくまで「香港」にあると私は考えています。香港返還後の2001年にも香港に来たことがありますが、その時の現地添乗員も「香港」の今後を憂いていました。自由な観光地としての香港が、返還によってなくなってしまうのではないかと。このことは逆に、彼らが誇りを持って「ツーリスト」を迎えていることの裏返しです。こういった姿勢が世界中から観光客を呼び込んでいるものと私は思います。施設、設備、観光要素、、、人が集まる要素としてたしかに重要ですが、観光客をリピートさせ、「あそこは良いよ。行ってきな」と言わしめる最大の要因は「人」にあると思います。

    自分たちが生きていく、発展していく為の行動を一個人レベルまで落としこめているからこそ、世界的な観光地香港に成り得たものと今回の旅でも感じました。

    ↓澳門の香港行き高速船波止場
    澳門波止場

    ↓高速船(香港⇒澳門間 約1時間)
    澳門高速船

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