Author:大坪敬史
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2007年7月1日、香港返還十周年とのことでした。
盛大な式典、溢れかえる人、、、というイメージでしたが以外にも平静を保っていました。唯一、影響を受けたとすれば帰路のビクトリア空港へのバス運転手と、道路整備中との警官が言い争いをしたぐらいでしょうか。。。
空港までの車中で、現地添乗員の方がおっしゃっていました。
「香港が返還されて年々、景気が悪くなってきている。失業率もあがったしね。。。英国の政治・統治はうまかったね~。」この言葉は香港人の性質を非常にうまく現していると思います。彼らのナショナリズムは中国本土にあるのではなく、あくまで「香港」にあると私は考えています。香港返還後の2001年にも香港に来たことがありますが、その時の現地添乗員も「香港」の今後を憂いていました。自由な観光地としての香港が、返還によってなくなってしまうのではないかと。このことは逆に、彼らが誇りを持って「ツーリスト」を迎えていることの裏返しです。こういった姿勢が世界中から観光客を呼び込んでいるものと私は思います。施設、設備、観光要素、、、人が集まる要素としてたしかに重要ですが、観光客をリピートさせ、「あそこは良いよ。行ってきな」と言わしめる最大の要因は「人」にあると思います。
自分たちが生きていく、発展していく為の行動を一個人レベルまで落としこめているからこそ、世界的な観光地香港に成り得たものと今回の旅でも感じました。
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