• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2025年08月25日

    初盆に企業が「花」を贈る意味

    長崎に出張でした。

     

    訪問先の旅館様で「初盆」の話に。

    ※初盆とは?

    故人が亡くなって四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆のことです。これは故人の魂が初めて自宅へ帰ってくるとされる特別な機会であり、通常のお盆よりも手厚く供養するのが習わしです。親族や知人を招いて法要やお供えを行うほか、地域によっては白い提灯を飾るなどの特別な準備をします。
    という風習です。
    この初盆の際、親族や近隣者に「どこ」で働いているのかを告知する為、
    勤め先の企業や組織から「花」を贈るそうです。そこで、〇〇家のせがれは××で
    勤めている(立派に努めている)ということをPRし、地域に認めてもらうとか。
    都会ではない風習なので驚愕でした。
    さらに、〇〇家のせがれが勤めているのだから、一度行ってみようと、そこで宿に
    泊まりに来られる方々も多くいらっしゃるそうです。
    プライバシーだなんだと言われていますが、これが地方の現実であり、そこで経済が回る
    こともあるのだな~と素直に驚いた次第です。