長崎に出張でした。
訪問先の旅館様で「初盆」の話に。
※初盆とは?
故人が亡くなって四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆のことです。これは故人の魂が初めて自宅へ帰ってくるとされる特別な機会であり、通常のお盆よりも手厚く供養するのが習わしです。親族や知人を招いて法要やお供えを行うほか、地域によっては白い提灯を飾るなどの特別な準備をします。
という風習です。
この初盆の際、親族や近隣者に「どこ」で働いているのかを告知する為、
勤め先の企業や組織から「花」を贈るそうです。そこで、〇〇家のせがれは××で
勤めている(立派に努めている)ということをPRし、地域に認めてもらうとか。
都会ではない風習なので驚愕でした。
さらに、〇〇家のせがれが勤めているのだから、一度行ってみようと、そこで宿に
泊まりに来られる方々も多くいらっしゃるそうです。
プライバシーだなんだと言われていますが、これが地方の現実であり、そこで経済が回る
こともあるのだな~と素直に驚いた次第です。