• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
    月別の投稿
    2021年2月
    « 1月   3月 »
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2006年12月から「毎日」更新中!
    ブログ内検索
    2021年02月13日

    「Go To トラベル事業の利用実績等について」に対するマスコミの沈黙

    観光庁のHPに

    「Go To トラベル事業の利用実績等について」が掲載されています。

    速報値なので、今後若干の数字が変化するかもしれませんが、

    ===============================

    【利用実績】
    利用人泊数 : 少なくとも約8,781万人泊(7/22~12/28チェックアウト分)
    支 援 額 : 少なくとも約5,399億円
    宿泊・旅行代金の割引 : 少なくとも約4,082億円(7/22~12/28チェックアウト分)
    地域共通クーポン利用額 : 少なくとも約1,317億円(10/1~12/28)

    ===============================

     

    と恐るべき経済効果です。

    コレ、単純に「旅行」に依る箇所だけなので、宿の仕入れ先や関連業者まで

    含めると経済効果はますます高まります。

     

    興味深いのが、

    Go To トラベル事業の利用状況について

    の資料。

    この資料を見る限り、10,000円未満の宿泊に対しての補助が66.9%を超え、半数以上が

    10,000円未満の宿泊に対する補助で使われています。

     

    一部マスコミさんが、GoToトラベルは高級宿優遇施策と息巻いておられましたが、

    全くの嘘だったという結果資料です。以前の自分たちの「報道」に対して責任をもって見解を

    述べてもらいたいものです。

     

    ちなみに、今回の観光庁の発表を受け、当該キーワードでニュース検索してみましたが、

    「自分たちの間違いをただす」ような記事は見つかりませんでした。

    経済を殺し続けての自粛に未来がないことは明白であり、1日も早く地域活性化を実現

    するGoToトラベル事業を再開してもらいたいものです。