• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2014年09月01日

    指導の仕方

    とある旅館様へ出張でした。

    今日は防災の日ということで、こちらの旅館様でも午前中に防災訓練があるとかで、サイレンの確認など、朝から慌ただしい様相を呈していました。

    午前中、ネット担当者様と事務所内で施策の確認やメンテナンス作業をしているさ中、防災訓練が消防職員立ち合いのもと始まりました。
    冒頭から、消防職員の不手際(実際にサイレンを鳴らすので訓練ということを所轄の消防署に伝えてから、訓練をスター路するのですが、その連絡がいっておらず、忙しいさなか10分ほどみなさん棒立ちの状態)で、なんだかおかしなことしているな~と横目に見ていました。で、実際に訓練が始まると、旅館スタッフに高圧的に敬語も使わずに指示や確認をとばしています。
    まるで小学生に威圧的に教えるのが教育と思っているバカ教師のようで閉口してしまいました。
    部外者ながら、途中で「あなたの物言いはおかしいのではないですか?」と詰問してくなるくらいでした。

    無事に訓練が終わった後、事務所の方に「毎年あんな態度の悪い消防職員が来ているのですか?」と質問すると「今年はマシなほうですよ」という回答。
    例年、自分だけ椅子に座り、周りに旅館スタッフを立たせて物を言う消防署員がいるそうなのですが、今年はその消防職員がいないだけマシという内容でした。

    消防職員は、有事の際は命を懸けて職務にあたる素晴らしい職業だと思いますし、実際にそのような方々も多くいらっしゃるでしょう。
    が、法令違反を犯しているわけでもなく、防災の日に訓練を行う旅館に対して高圧的な物言いをすることは社会通念上どうなのでしょう?
    こちらの旅館様は業績も好調で例年、税金をキチンと支払っておられます。

    いくら、命をかけた消防職員であっても、「日々の絶え間ぬ努力から徴収した税金を給与としている」ということを念頭に置いての言動をしてもらいたいものです。
    さらにいうのであれば、9/1にきちんと防災訓練を行うような優良旅館に対してだけ指導をするのではなく、そのような意識のない企業への働きかけや啓もう活動により力を入れてもらいたいと感じた出来事でした。

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