• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    GW狭間の出張にて
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    2020年04月08日

    旅館を「長期休館」する場合の注意点

    有馬温泉に出張でした。

    昨日の緊急事態宣言の発令に伴い、訪問先の旅館様では5/31までの休館を決定いただきました。

    「長期休館」をする場合の注意点・検討項目を以下に列挙いたしますのでご参考ください。

     

    ■お客様への告知

    ・告知文章の決定

    ・告知を発表する先を決定(公式サイト、SNS、各OTAなど)

     

    ■休業期間にご予約いただいているお客様への連絡

    ・このご時世ですから、お客様から「当然ですよね。頑張ってください!」と

    励ましのお言葉をいただくことがほとんどのようです。

     

    ■旅行会社、OTAなどへの告知

    ・一部OTAなどは休業した場合、当該期間に予約があるお客様にOTAから連絡してもらう、

    ということを聞いております。

     

    ■売店・調理場在庫
    ・売店:返品できる商材は全て返品していただく
    ・調理場:賞味期限が近づいている食材のチェック

     

    ■風呂などの設備

    ・停止する場合、ボイラーなどの運転状況を業者さんに確認
    ・再OPENする際に、何日前から掃除・試運転を実施するかを決定

     

    ■各部屋の設備
    ・全客室 週に1回、水を流すなどのメンテナンス計画を確定
    ・定期的な換気を実施

    ■客室関連
    ・配膳室にあり、「封」があいている調味料など:一旦全部チェック。新品で返品可能なものは返品する。
    ・おしぼり:可能なら全部返品
    ・配膳室、朝食会場などの冷蔵庫、冷凍庫の扱い(電源を切ってよいのか否か)
    ・リネン系の扱いの決定

     

    ■防犯(重要。世情を鑑みて犯罪に遭う可能性あり)
    ・外部からの侵入を防ぐ施策の徹底

     

    ■当該地域の観光協会などへの連絡

     

    ■スタッフへの説明

     

    などが考えられます。

    本騒動が収束し、以前のような旅行できる環境になることを心より願っております。