
Author:大坪敬史
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秋の気配が感じられる今日この頃。夏<冬(暑い<寒い)を好む大坪としては嬉しい限りです。
さて、今年は天候のせいもあってか二十世紀や幸水などの「梨」が例年より3割安だとのこと。
消費者にとっては喜ばしいことかもしれませんが、そういう記事を見ていて思うことがあります。
確かに供給量が増えれば、相対的に値段が下がるものでありますが、その値段の上下する要因が「供給量」だけだとすると悲しいことです。
本来はそこに、生産者の方の努力の値段、ブランドの値段が付加されてしかるべきなのでしょう。
逆に「供給量」だけで値段を決められてしまう“システム”が出来上がっていることにも要因があるのかと。
例えば、私が梨栽培業者だと自分でお客様を見つける行動にでます。商品の理解をしてもらうことと、価格の主導権をこちらが握るためです。そこで適正な利益を得、さらなる梨作りに励むでしょう。
でも、「出来上がった商品のクオリティが一定以上であれば」、『同じ値段になる仕組み』ができていれば上記のような行動には出ません。
消費者が安さだけを求めることが、流通(ここでは流通ですが、あらゆる業種において消費者が見ることの出来ない仕組み)のブラックボックスを通ることにより、悪徳業者の跋扈を手助けしている一因もあると考えています。
「まっとうな商品」は「まっとうな値段」を付けることにより、『まっとうな商品』たりえるのではないでしょうか?
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