Author:大坪敬史
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上記は一休.comというネットエージェントサイトです。
私が社会人になってかつてないほどに東京のホテルが安く泊まれます。地方都市に至っては検索する度にわが目を疑うくらいの料金になっています。宿泊産業には「レベニューマネジメント」という収益を最大化させる手法がありますが、これがマイナスに働いている結果でしょう。
これはホテルの客室が「需要>供給」の時代はプラスに働きますが、「需要<供給」の時代には上記のような泥沼状態に陥ってしまいます。そもそも、価値を「泊まること」だけに重点を置きすぎた結果でしょう。
例えば、100人のお客様の宿泊需要があり、50室の客室しかなければ価格を上げても問題ありませんが、25人のお客様の宿泊需要に対して50室もの客室があれば当然、「価格競争」にも陥ります。現在においては圧倒的に後者の状態であることが、間違いないでしょう。
「宿泊する」という一義的な価値にのみライトを当てすぎた販売戦略をとった為の結果ですから、この状況を打開するには「宿泊以外」の付加価値を創出することが求められます。そう考えると旅館はホテルに比べ「遅れている」といわれ続けてきましたが、「価値創出」の点においてはホテルよりも優位性があるのかも知れません。
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