有馬温泉に出張でした。
元々日本人のお子様連れに強い旅館様ですが、様々の施策によりインバウンド客もお子様連れが
増えてきたというご報告をいただきました。今日もお子様連れインバウンド客が笑顔でチェックアウト
されている様子を横目で見ており、そういった視点でのマーケティングは日本も海外も変わらないのだな~と。
イミフな外部エビデンスがなくとも、旅館の独自のチカラで独自路線を行くことが十分に可能という
ことがよく理解できる事例です。
会議の中では様々な議案が協議され、新しいインパクトある取り組みができそうです。
客室改装などをしなくとも、お客様目線の上をいくたゆまぬ努力をし続けることの強さを実感した
次第です。
飛騨高山に出張でした。
冬は雪の高山ですが、相変わらず夏は暑かったです。タンクトップ姿のインバウンド客が
古い街並みを歩いている姿を見ると不思議とマッチしているのが面白い街です。
訪問先の旅館様では、最近はイタリアやスペインからも多くのお客様がいらしているとか。
特にイタリアなどは紀元前からの町並みが残っているヨーロッパの一大観光地なので、
そういった方々が飛騨高山の古い街並みに興味を持っていただき、御来訪いただいていること
がありがたい、という話もありました。
例の7月5日の話も欧米系の方々にとっては失笑ものの案件だったようで、欧米系観光客も
多い飛騨高山は特に影響がなかったようです。特定の国に依存するわけではなく、世界中からFIT
が訪れる観光地の強さを感じた次第です。
先日クライアント先様訪問時に玄関先に装備されていました。
業務用の冷風発生機で、従業員の皆さんの熱中症対策の為、今年から導入されたそうです。
こちらのクライアント先様は市街地にあり、お客様の駐車場スペースが十分にありません。
ですので、チェックインの時間から従業員さんが駐車場に待機して、ご来館されるお客様のお車を
お預かりし、プロの駐車技術で整然と車を停めておられます。
今年から企業には従業員の熱中症対策が義務付けされたことも導入の要因とのことでした。
帰路、駐車場にいらした従業員さんに「冷風機どうですか?」と伺うと「最高です!」とのお答え。
異常気象ですので、従来の枠にとらわれない熱中症対策が必要であり、こういったことに文句を言われる
ようなお客様はいらしゃらないでしょう。
あるクライアント先様の話です。
「街の他の宿もそうなのですが、最近やたらと素泊まりや1泊朝食のお客様が多く、
街の飲食店でもお客様増えました、という話が多いのですが流行りなのですか?」という
話が出ました。
確かに街に飲食店が「ある」地域ではそういったニーズもありますが、要はお客様の旅行に
かける費用が抑えられてしまっている現状も大きいと推察されます。つまり旅行費用を抑える
ために1泊2食プランを諦め、素泊まりや1泊朝食付きプランで費用を抑え、コンビニ・・・
という旅行形態で「旅行」されているということ。
そうでなくとも、地域のよってはかつての1泊2食料金が1泊朝食付き位まで「上がってきている」
現状があるので、単純に1泊2食の宿泊料金を出せないお客様も存在することは確かです。
そんなお客様向けに「素泊まり&1泊朝食」でも旅できますよ、という風潮もあり合致している
ことも否めないしょう。
ただ、超繁忙時期に「街」にある宿の多くが夕食なしのプランでお客様を泊めた場合、地域の
飲食店でまなかいきれるのか?という問題も出てきます。いずれにしても旧態依然とした販売方法
を続けていると、その先に「お客様」がいないことも想定され厳しい夏となっていくことでしょう。
自民党 公約・政策パンフレットに
との記述がありました。確かにインバウンド市場は活性化していますが、その恩恵が日本人「だけ」に
集まっているわけではなく、違法民泊や白タク問題、宿泊施設の外資参入など多岐に渡る問題が山積み
です。
選挙の「公約」とするには、よりインバウンド活性化の恩恵を日本人に集中させる、という方が正しい
のではないでしょうか?一部、オーバーツーリズムに悩まされている地域や公共交通機関のマナー問題
など日本人にマイナスの影響が出ていることも確かで、その反面儲かるのが外国人・・・だと目も当て
られません。
経営でも儲けが出ている時が改革改善のチャンスであり、下降基調の時の改善よりもはるかにやり
やすく効果検証もしやすくあります。単純に政策の愚にさせることなく、観光立国として永続していく
仕組みの構築が求められています。
上諏訪に出張でした。
現地で、米不足の話題になり、米不足により酒米が不足し、来年以降の日本酒の
値段があがるだろう・・・という話を伺いました。ブランディングできている日本酒メーカー
にとっては痛手ではないでしょうが、大衆酒といわれるような日本酒を販売しているメーカー
にとっては大きな痛手でとなるでしょう。
あらゆる業種において「価値」のアップデートができない企業は苦境に立たされることが
間違いない世の中になっている中、自社のポジショニング含め考えなければならないことが
多くなってきていることも事実です。
「令和6年度観光の状況」及び「令和7年度観光施策」(観光白書)について
が発表されました。
全体では「インバウンドが増加し続けている日本観光業界」の現状と、さりとて
国内マーケットも無視できないという論調です。
資料の中で
図表Ⅰ-49 年代別にみた国内宿泊旅行回数の構成比の推移
という図表が掲載されていましたが、日本国民全人口の半分以上が「国内旅行の宿泊が0回」
ということに驚きを感じました。私のように年100泊はしているような特殊な人もいることを
考えると、実数値はもっと低いものと推察されます。
こういった事実に対する観光庁の対策として相変わらずワーケーションの推進などと、訳の
分からない妄言が書かれていましたが、本質は「旅行に行けるだけの手取りを増やす」という
ことではないでしょうか?
単純に企業努力で給与を上げたとしても鬼のような社会保険に上納することになっており、若い世代から
しれみれば、「老後の安心の為に今我慢してね」という概念を超えた徴収額になっています。
小手先の妄言ではなく、日本国として「自分で稼いだお金を自分で使えるように」するだけで景気は
回復しますし、幸福度も上がります。社会保障改革(というかこれ以上トルな)をしなければ、この
「国内宿泊旅行回数」が減っていくばかりでしょう。
〇宿泊旅行実施の主なハードルは、20~60代では休暇がとれないことや家計制約、70代以上では健康上の理由等。
とも記載がありましたが、若い時に我慢して老後に強制スライドさせられたお金が旅行に使えず、いざ年休支給の段階で
健康上の理由で旅行できないという人生を国が強いている現状は変えていかなければなりません。
新潟に出張中です。
いつも搭乗している朝イチの伊丹→新潟空港便が1ヶ月前からキャンセル待ちしてとれず、JAL便
での移動でした。機材繰りなどで、多く搭乗する便は大型化して人運べばよいのに・・・と思いますが
様々な規制がかかっており思い通りにいかないのでしょう。
訪問先の旅館様ではインバウンドのお客様も徐々に増え、「紅葉の時期にまた来ます」とおっしゃって
次の宿泊先に向かわれたそうです。これだけ、海外との距離が金銭的にも近くなってきているので、
こういった旅をされる方が今後も増えてきそうな予感がします。
そういった方はある意味、日本人よりも旅館の泊まり方をご存じなので良いお客様として、新しい
旅文化を形成していきそうです。
三井住友FGとソフトバンクがタッグ OliveとPayPay連携
というニュースが流れてきました。
昨日も、PayPay便利で子供のお小遣いにも活用しているという話が出て、これだけ
便利だとYAHOOや一休でポイント溜まる仕組みはやっぱり無視出来ないですねと
話をしていたところなので、ますますPayPayが強くなっていくことでしょう。
楽天ポイントに比べ、じゃらんのポンタポイントの汎用性が低く、じゃらんが一人負け
している状況ですが、こういった決済システムの流れが、OTAの勢いを左右する時代に
なってきました。
インバウンド隆盛地域では国内OTAが負け続けている現状もあり、競争激化による活性化が
望まれます。
日経新聞夕刊にウインドーダイナー 飲食店の招かざる客
という記事が掲載されていました。
以下は記事のGeminiでの要約です。
記事によると
外国人客が多い喫茶店で、店員が「ワンアイテムパーパーソン」と英語で連呼する場面から始まります。
これは、「ウインドーダイナー」と呼ばれる、席を占領する割に人数分の注文をしない客の問題を提起しています。
こういった話、全国でも特に観光地に立地する飲食店では多く聞かれるようです。
日本だけではなく、世界中で広がっているという現象に驚くと共に、店側の対策もグローバルスタンダード
化しないと、経営が立ちいかなくなると感じた記事でした。