有馬温泉に出張でした。
紅葉が見事で驚きました。猛暑の夏でしたが、台風などが来なかったことが要因?とも
あり自然はわからないものです。
訪問先の旅館様では最近お客様から「離乳食のおかゆは何グラムですか?」と聞かれることが
多くなったという話がでました。調理場としても何グラムを入れるという話ではなく、器に合わせて
盛るという仕事をされているので、正確な数字はわかりません。ただ、最近は小さい時からウェイト
コントロールを意識されるお客様も多いそうで、それぞれの品目のグラム数を把握し、先にwebに掲載
しようという話になりました。
子育ての常識はどんどんアップデートされているのだな~と驚くとともに、そりゃ世代間の意識
格差は開く一方だろうと認識した次第です。
ポケモンGO限定イベントに海外ファン殺到 「異例の事態だ」長崎市でホテル満室、新幹線満席
というニュースが流れています。
確かにポケモンGOの集客力は強く、各地で限定イベントが行われる度に
予想以上の集客力で驚いたという話を全国各地で伺ったことがあります。
「温泉むすめ」や「君の名は」など聖地巡礼を起こしているのアニメツーリズムと
同時にポケモンGOなどの位置情報を読み込むゲームアプリりのツーリズムも見逃せない
規模になってきました。
こういったイベントに「驚く」だけではなく、仕掛けていくことが地域観光の一つの
テーマでしょう。
駅までチラシ配ったり、旅行会社回る費用あるのであればこういったことに予算を
つぎ込んだ方が実利があるような気がしてなりません。
伊豆に出張でした。
新幹線で何だかインド人が多いな~と思っていると
という日経の記事が出ており、納得しました。
ただ、三島から伊豆箱根鉄道に乗車して修善寺まで行くと、インバウンド客は
0状態。皆同じような場所行っても仕方ないのに・・・と思ってしまいますが、
こればかりは時間を置かないと解決しない問題です。
訪問先の旅館様では、「最近お客様からAI検索で来てみた」というお声もあるそうで
新しいマーケット開拓の重要性を実感しました。
先日、高市新総理に変わったことで「ぎじんこくビザ」で働く外国人スタッフ
の実際の働き方に対する規制が強くなるのでは?という話を伺いました。
既に「特定技能ビザ」に切替を急いでおられる事例もあるということです。
その地域の人口が熊やイノシシの数よりはるかに少ない、という地域が現実
にあり、そこで活躍している外国人スタッフも存在するのでその方々達が
苦悩するようなことにはなってほしくありません。
働いていない人に恩恵を受ける仕組みよりも、働いている人に恩恵がいくよう
にシフトチェンジしないと日本がヤバイ・・・という現実をより多くの政治家
が理解して構造改革をしてもらいたいものです。
出張時、移動で時間が出来ると地方スーパーに立ち寄ります。
純粋な興味と地元ならではの商品を確認するのにもってこいなのでの訪問です。
(大手資本スーパーは素通りして、地元資本やJA、生協運営の店舗に限ります)
先日もあるスーパーで「伯爵芋」というイモが売っていたので購入してみました。
男爵ではなく伯爵?と思っての購入でしたが、ググってみるとその地方では以前から
売られていた商品のようです。
芋というと氷温熟成などで、「時間」を軸に付加価値を付ける商品が多いですが「品種」
においても十分商品になります。ただ、単なる地元消費だと販売単価も上がりませんので
やはりブランド化や他地域への移送がポイントとなってくるでしょう。
食にこだわりのある宿などは、そういった「語れる」希少性のある商品を求めていますので
うまくマッチングすれば可能性は広がります。
大手資本のスーパーでは手掛けられない商品を置けるということも地域スーパーの魅力です。
地方観光の際、こういった地域スーパーに行き、そこならではの商品を購入することも、
地元経済に貢献できることがもっと広がればよいですね。
会議の中で「いくらの原価がキロ20,000円を超えた!」という話がありました。
国産のイクラの話ですが、国産イクラと同様、元の「鮭」の値段も上がっているようです。
「原価」でコレですから「売価」となるとさらに値が跳ね上がります。
しかし、手塩をかけて育てたブランド牛のキロ単価より高い「イクラ」って・・・。
鮭の養殖は難しいでしょうから、リアルに「赤い宝石」となりそうです。
物の値段は需給バランスで変わってきますので、この単価のまま「イクラ」の価値が
推移するのか検証も必要でしょう。
現地(産地)の市場がコウなわけですから、あまりに安すぎる商品には注意が必要です。
闇イクラや産地偽装イクラがはびこることのないよう願っております。
引き続き新潟に出張でした。
訪問先の旅館様で「ふるさと納税」を活用したご宿泊が増えてきたという話を
伺いました。
以前からOTA経由や他サイトでの申し込みでふるさと納税は活用できましたが、先月から
自社サイトでもその仕組みを導入し告知したところ
「どうやってやるの?」というお問い合わせが増えたそうです。
皆さん、興味はあるけれどもやり方がわからない・・・ということらしく現地で対応されている
そうです。
「ふるさと納税」、納税額が多い人ほど当たり前のようにやっているのかと思っていましたが、
案外そうでもないのか?と実感しました。旅館側ではご本人様のふるさと納税適用額はわかり
ませんが、「●●円分の納税が可能」という前提でお手伝いすることは可能です。
様々な国の制度がありますが、実際に理解して活用しきっている人は想定以上に少ない・・・
ということがよくわかる事例でした。
あるクライアント先様で最近「紅葉はいつ頃ですか?」というお問い合わせが
よくあるという話を伺いました。
自然のことですから明確な回答はできませんが、以前よりはSNS等なので紅葉情報が
流れていますので、そちらを参考にされているお客様も多いことでしょう。
また、「どの部屋が紅葉がきれいにみえますか?」というお問い合わせもあり、各人で
感覚で言ってしまうとトラブルので見解の統一を行いましょう、という話になりました。
どうせ旅行にいくならベストシーズンを狙うお気持ちはよく理解できますが、旅では思いがけない
風景に出会い心に残ることもあります。コスパ、タイパの言葉通りに行動してしまうと、本来
人が持つ「楽しみを発見するチカラ」が欠如してしてしまう・・・と感じるのは私だけでしょうか?
ANAではトクたびマイルという、直前予約でマイル数減額で搭乗できるサービスがあります。
ただ、直前の予約しか適用されないのでどれほどの需要喚起になっているかは謎です。
宿泊業も直前割引より、事前に需要予測して料金を決める仕組みに移行している中、
宿:直前だと高い
移動手段(ANA):直前で安い
というアンバランスが生まれてしまいます。
それよりもある程度はやい段階から需要予測の上で安い航空券なり、こういったサービスを
展開した方が実需は取り込めますが、そうはなっていないことを見るとイールドマネジメントの敗北と
言わざるをえません。
航空需要喚起できていないことが一番の問題であり、それを場当たり的な対策でしのがなければ
ならないことに無理が生じています。
宿泊業も業界全体で「コウ」ならないよう、宿や観光地の魅力UPに努めなければなりません。
料金だけ、安いだけの戦いになると悲惨です・・・。
酷暑が終わりに近づき、それでもかつての真夏並みの気温ですが若干涼しくなってきました。
ここにきて、酷暑期間中はほとんど見ることがなかった蚊を見るようになってきました。
暑すぎると生きられない生物とのことですが、これだけ気候がかわると生き物の生態は
変ってきてしまいます。
旅館においても、山の中や海に面した場所に立地している場合が多く、専門の害虫(害獣)駆除業者
を定期的によび、対策をとっている事例も多いですが、それらの見直しも必要です。
より熱帯に近づいたことにより活性化する害虫(害獣)もあり、これまでの対策だけだと対処しきれない
場合もあります。
こういった対策はプラスの効果を生むものではありませんが、宿の防御力を高める効果があります。
気候変動によりこういった対策コストが増えていくであろうことが悩みの種でもあります。