• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
    最新の投稿
    2025年07月19日
    参議院選挙最終日
    2025年07月17日
    夏の新潟より
    2025年07月16日
    スマホ回数券
    2025年07月15日
    強風最中の出張
    月別の投稿
    2025年7月
    « 6月    
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031  
    2006年12月から「毎日」更新中!
    ブログ内検索
    2016年05月21日

    全てのお客様に「旅館の思い」は届かない

    先日、ある旅館様で、「こんなに高い宿泊料金を払っているのにこの料理か!」との口コミを書かれたという話をうかがいました。

    こちらの旅館様は通常客室(和室)と露天風呂付客室をお持ちで、食の細い(あまり量を召し上がりたくない)お客様層に向けてのプランを造成いただいております。

    その少食プランを露天風呂付客の部屋で予約して、冒頭のような口コミを書かれたので、旅館様からすれば「???」です。
    私からすれば、そのような口コミは勘違いも甚だしく、放っておけばよいと心底思うのですが、こちらの旅館様は「来館していただくすべてのお客様にご満足をしていだく」という思いで経営をされておられるので、大層お気にされていました。

    が、全ての人に好かれる人はいないように、思いをもって経営をすればするほど、その「思い」と乖離する客層は必ずいます。
    一番の問題は、特定の勘違い客層の声に惑わせれ、「もうこの企画はダメだ」と販売を辞めてしまうと、本来「そういった企画(プラン)」を求めているお客様に旅館の思いが届かなくなることです。

    世の中、たくさんのお客様がいらっしゃいます。
    世の中、多様性の時代です。

    全てのお客様に満足していただこうという思いは大切ですが、全てのお客様に「旅館の思い」は届くことは残念ながらあり得ません。

    自分の気に入らなかったことを口汚くののしることが『口コミ』であると思っている人たちに何をどうしても無意味ですので、思いの伝わるお客様とのつながりや、より満足&感動していただけるような取り組みを継続的に行えば、自然と宿の求めない客層とはオサラバできることでしょう。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

    ◆ブログでは書けないDEEPな内容!?メルマガ登録はコチラから。

    ブログランキング参加しております。更新の励みになります。

    にほんブログ村 旅行ブログへ人気blogランキングへ人気ブログランキング【ブログの殿堂】